ラ・ギャルリー・ディオール(パリ8区)

一年ぶりに、「ラ・ギャルリー・ディオール(ディール・ギャラリー)」。

New Lookのアイコニックドレスとムッシュ・ディオールのラッキーアイテムの星に挨拶し、ギャルリーぐるり。

来るたびに展示作品がある程度入れ替わるので、何度来ても飽きない(展示作品同じでも、飽きないけど)。

今日の”一番ドレス”は、グランヴィルの邸宅イメージコーナーの中央に飾られた、ローズカラードレス。いかにもクリスチャン・ディオールらしいカットとバラモチーフのあしらい方がとてもエレガント。

窓の外の庭には、盛りを過ぎたバラがたくさん。グランヴィルのディオール邸の美しい庭に咲くバラを思い出す。

メゾンの見事な歴史を繋いできた7人のクチュリエのコーナーは、いつも、なんかすごく感動する。

ディオール、サン=ローラン、ボアン、フェレ、ガリアーノ、シモンズ、キウリ。それぞれのイメージに形容詞をつけるなら、エレガント、クール、シック、デジャンテ、エクストラヴァガン、ポップミニヨン、ラフィネ、かな。いずれにしても、全員素晴らしい。

誰か一人選ぶなら、もちろんムッシュ・ディオールだけど、マルク・ボアンもとても惹かれる。

去年ボザールでやってた”ディオール・ジャドール“展でも披露された、ミニチュアのオートクチュールドレスが、感動的に美しい。レースチュールの見事なドレス。ミニチュアながら、今日の”一番ドレス”はこちらかも。

これ、等身大の本物もあるのかしら?みてみたい。

カフェを覗くと、星や指抜きモチーフのショコラが出てる。ルイ・ヴィトンのショコラ人気にあやかっての登場かな?ショーケースの星形プラリネケーキ、汗かいてくたびれてる。変えたほうがいいよ、せっかくおいしいのに。

ここのフレジエ、抜群においしくてファン。今日は並んでなくて残念。

最後は、吹き抜けの壁中を覆うミニチュア展示を愛でて、ディオールの美しき世界観を堪能。

壁という壁を多い尽くすミニチュアドレスの中で、一番のお気にりはこれ♪


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年6月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。