ブラジルの最高裁判所は、8月下旬から偽情報対策が不十分として停止命令が出されていたX(旧ツイッター)のサービス再開を認めました。Xのイーロン・マスク氏が最高裁との対決姿勢を和らげ、罰金約7億7千万円を支払うことに合意しました。
【発表】ブラジルで停止中の「X」サービス再開へ、イーロン・マスク氏が偽情報対策講じるhttps://t.co/zxydMnBnbV
イーロン・マスク氏が最高裁との対立姿勢を軟化させ、X社は総額2860万レアル(約7億7千万円)の罰金を支払った。ブラジルの最高裁判所は、「サービスの即時再開を承認する」とした。 pic.twitter.com/Msqwq7sjP0
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 9, 2024
最高裁のモラエス判事は、偽情報発信アカウントの停止や法定代理人の選出といった条件が満たされたことを確認し、サービスの即時再開を承認しました。
罰金約7億7000万円を支払ったものの指定されたものとは違う口座に振り込んでしまったことが明らかになりました。X社内は送金業務すらまともに行えないことになっているのでしょうか。
X、罰金7.7億円支払い ただし誤った口座に ブラジル
ブラジル最高裁のジモラエス判事は4日、実業家イーロン・マスク氏率いるX(旧ツイッター)が罰金520万ドル(約7億7000万円)を支払ったものの、指定したのとは違う口座に振り込まれていたと明らかにした。
https://t.co/nc8WOmZCM7— AFPBB News (@afpbbcom) October 5, 2024
モラエス判事は偽情報が民主主義を脅かすと強調し、マスク氏が表現の自由を理由に対策を行っていないことを理由に一方的なサービス停止には国民からも大きな反発がありました。
ブラジル政府がXを禁止したことで、とんでもない事態に。
言論の自由を求め大規模抗議活動が勃発。路上に人が溢れる。pic.twitter.com/f8f4Xj9O0J— トータルニュースワールド (@TotalWorld1) September 8, 2024
ただしXを1カ月間しなかった期間で国民の3割がメンタルを改善したそうです。
これ、壮大な社会実験ではないか?
ブラジルでXが停止されて一ヶ月、人々にどのような変化が起こったか。ブラジル「Xなき日常」1カ月 3割がメンタル改善 – 日本経済新聞 https://t.co/ZrQi7Q9j1J
— Joy Watson Taniguchi (@JoyTaniguchi) October 4, 2024
Xはどうしても周りの人を巻き込んでしまうようです。
「Xを禁止した1ヶ月後、国民の3割がメンタル改善」ってニュースになっているけど、ブラジルは国民の3割もツイッター使ってないから、コレはマジでヤバい。ツイッターを禁止すると、ツイッターやってるやつが陰謀論とかで周りに迷惑かけなくなるってことか。 pic.twitter.com/gGfm48BWfp
— お侍さん (@ZanEngineer) October 4, 2024
日本でも同じことは言えるのでしょうか。
居酒屋で隣のおっちゃん達が「Xが利用停止になったブラジルでは3割がメンタル改善したらしい」「それな。俺もフォロワーに惜しまれながらX辞めて、ようやくまともになれたと感じるよ」と話しててそんなにかと思ったが、続く「やはり50超えて女子高生を演じるのは無理があったんだ」で特殊事例すぎた。
— アメリカ・アマゾン (@America_Amazon) October 5, 2024
ブラジルではXの政治への影響が大きいと思われていましたがそうでもなかったようです。
1カ月の停止期間でさまざまなことがわかってきました。表現の自由は一応守られてよかったですね。