石破首相が米国大統領選で当選したトランプ次期大統領と対面での会談を行わないことに対して、日本国内では苛立ちの声が上がっています。
【トランプ氏 石破氏との会談見送り】https://t.co/vg9Jmw2DO2
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) November 16, 2024
石破氏は電話にてトランプ氏へ当選の祝辞を述べましたが、他の先進国と比べてその時間が余りにも短かったことを批判されていました。
フランス・マクロン大統領25分、韓国・尹大統領12分、石破総理5分、しかも小谷哲男・明海大学教授によれば、トランプ氏は簡単には本音を話さないのが会話の特徴だそうです。大丈夫かなぁ😅#日経サタデー pic.twitter.com/HlFfpPIlHK
— 山川龍雄 (@yamakawa_tatsuo) November 9, 2024
石破氏はトランプ氏との対面での会談の可能性を探っていました。しかし、外国との交渉を禁じる法律に抵触する恐れから、トランプ陣営は政権発足前に外国首脳とトランプ氏が会談することを原則的に断る方針を発表しています。
石破首相、トランプ氏と「なるべく早期に会談を行いたい」…就任前は「いずれの国とも会談しないと伝えられた」https://t.co/lHrNdW2ucd#政治
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) November 17, 2024
トランプ氏との会談が実現しないことに対して、保守派からは厳しい意見が出ています。
予想通り石破首相とトランプ氏の会談は見送りと読売。当選祝いの電話会談すら“僅か5分”で終わるほど嫌われているので当然。就任まで原則として外国首脳に会わない方針というが、既にアルゼンチン大統領とは会っているトランプ氏。最大かつ唯一の同盟国首脳と意思疎通不能の石破政権。いうまでもなく日… pic.twitter.com/q03tLdHXLI
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) November 16, 2024
相手にされていないことに、未だ気づいていない模様。
トランプ氏 石破氏との会談見送り https://t.co/87Kn55QWsI
— 竹田恒泰 (@takenoma) November 16, 2024
しかし、トランプ氏に中々会えないでいるのは日本の首相だけではありません。アメリカの重要な同盟国である韓国の大統領も早期の会談を目指していましたが、実現しない見込みです。
トランプ時期大統領
「大統領就任前の外国首脳との面会を一律で断ってる」韓国大統領室
「俺らも断られたよ」こんな状態で会えるわけないのに、高市支持者を焚き付けたり自民党支持者の分断を煽るのはやめて欲しい。 https://t.co/CrKvNa2aUR pic.twitter.com/kd0J8qliNW
— Chum(ちゃむ)🥤 (@ca970008f4) November 17, 2024
安倍首相がトランプ氏と就任前に会ったことが、その後の日米関係強化につながったと評価する意見が多いように見受けられます。
しかし、ルビオ上院議員やウォルツ下院議員といった対中強硬派が入閣予定の第二次トランプ政権で戦略的パートナーとしての日本の影響力が増すのは必至で、米国の方から日本との関係強化に動くインセンティブがあります。
そのため、トランプ氏との会談は就任後となっても心配することは無いのではないでしょうか?
マルコルビオが国務長官になるらしい。彼は日本や中国などの東アジア通としてしられています。尖閣諸島を明確に日本領と認めるべきだと主張しているので日本にとっては良い選択です。 https://t.co/KBwtEqiDSo
— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) November 12, 2024
ルビオさんは単に「尖閣諸島は日本の領土だ」と言ってるだけじゃなくて、靖国神社参拝にも余計なことを言うなと言ってくれる方なんですよね。
— 剣kenn (@hskenncutter) November 12, 2024
また、麻生・トランプ会談の内容を聞く限りでは、トランプ氏が持っている日本の印象は良いようです。
【トランプ2.0に備えて】麻生太郎副総裁、トランプ米前大統領との会談。
・インド太平洋地域安定などに向けて日米同盟が永続的に重要だという点について話し合った
・中国や北朝鮮への対応についても議論した
・日本の防衛費増額について称賛
・円相場について雑談 pic.twitter.com/Pf84QQsvba— Mi2 (@mi2_yes) April 24, 2024
安倍首相がトランプ氏当選直後に会談を計画したのは、大統領選挙中の同氏の日本バッシングが激しく、このままでは同盟漂流してしまう懸念があったからです。
トランプは2016年に大統領選に出た時
「日本とメキシコと中国に奪われた仕事を取り戻す」
「地獄の円安でアメリカの製造業をダメにしたアベは殺人者だ」と日本バッシングしてたんですよね。それをネトウヨさんお忘れなのかな https://t.co/4X7LcNi6o2
— Almondfish🦈サメ子 (@realAlmondfish) August 2, 2024
一方で、アルゼンチンのミレイ大統領はトランプ氏との面会に成功していますが、正式な会談という位置づけはされていません。
今は人事に専念したいと日韓首脳との会談は拒否しながら自分に近いミレイとは会うトランプ https://t.co/NleZ5ho3j1
— Tetsuo Kotani/小谷哲男 (@tetsuo_kotani) November 15, 2024
トランプ氏はマスク氏が率いる「政府効率化省」を通じて政府機構の大改革を検討しており、同様の改革を実施しているミレイ氏との親和性が高いと見られています。そのため、ミレイ氏とのツーショットの機会が設けられたのは、改革を行う意欲を内外に示すための政治的な思惑も関係しています。
トランプ氏、マスク氏を「政府効率化省」トップに起用
新組織「政府効率化省」の略称DOGEは、インターネットミームおよびそれをモチーフにした暗号通貨ドージコインにちなんだものだ。 pic.twitter.com/SNCThgRydg
— AFPBB News (@afpbbcom) November 13, 2024
ここ数十年で最高の財政的瞬間
アルゼンチンは財政の観点から見て最高の時期
債券は上昇を続けPAISリスクは800ポイントブレイク
株価は上昇を続けドル換算メルバルはマクリ名目最高値超え
ミレイ氏評価ペース低下を示唆、ドル先物契約は下向き
政府は今後の財政健全性を約束し、市場は熱狂 https://t.co/Sjxb9ZLchP— とまと@米国株投資家・投機家 (@tomatous2020) November 16, 2024
トランプ氏に会いたいのはどこの首脳も同じです。
就任後に石破氏はトランプ大統領と良い関係を築くことができるのでしょうか?
マールアラーゴ外交、アルゼンチンのミレイ大統領で打ち止めとの噂もあります。8年前のある意味で外交慣例破りの故安倍首相の「成功」を各国とも学んだので、トランプ氏との「首脳会談」を探る動きが殺到しているといいます https://t.co/TO6kzX4huj
— 大越匡洋/ Masahiro Okoshi (NIKKEI) (@okoshi_nikkei) November 15, 2024