“アート・バーゼル・パリ”2024、スタート。
3度目にして、ついに、エフェメールではなく本家のグラン・パレで開催。グラン・パレ、一層美しくなった。明るさが、昔と違う。
今年もまた、ものすごい熱気のコレクターズデイ。過去2回よりもさらにヒートアップしている感じ満載で、”こんな混んでる初日、初めて!”と目を丸くしてる、ビューティフルピーポーたち。
だって、こんな楽しい”近現代美術館”、そうそうないもの。そりゃぁ、みんな、来たいよね。コレクターやギャラリー関係者だけでなく、純粋なアートファンも。
テンションマックスで2時間半にわたる、アートとのご機嫌な時間。
今年は、シュルレアリスム100年なので、デ・キリコ、エルンスト、マグリットらの作品も多い。
ホックニー、ビュラン、塩田、ウファン、オトニエル、バスキア、トゥオンブリー、ミロ、カルダー…。
あぁ、お金持ちだったら全部買って、プライヴェートコレクション作るのになぁ。
ワクワクのオンパレードの中、”もしも一つもらえるなら”は、スーラージュのクロドの横に飾られた、青の表情が美しいニコラ・ド=スタール。
あー、でも、毎年とっても楽しみにしているLVのアーティー・キャプシーヌから、フランク・ゲーリーとコラボした一連作品から、フォンダシオンルイヴィトンをイメージしたミニバッグもとっても素敵。
色も質感もかわいらしすぎる。
しばらくこのコーナーから離れられなくなる。ゲーリーコラボは、パリのフォンダシオンだけでなく、ビルバオのグッゲンハイム、LAのウォルトディズニーコンサートホールをイメージしたものもあって、どれもキュート。
楽しくて興奮し、休憩なしの2時間半。ふと気づくと、足も腰も震えるほど痛くて、へとへとになって退散。毎年、アート業界を流れるものすごい勢いに押し倒される感覚。
今日、もう一度行けるといいな。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々6」2024年10月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々6」をご覧ください。