田原総一朗の番組と言えば朝生ですが、4月27日放送分で面白いやり取りがありました。
高井崇志(れ新)
国民民主党さんも立憲(民主党)さんも、インボイス廃止って言ってるのに、
ここで食料品の消費税廃止、維新さんも言ってますよね?
それで、なぜ食料品(だけ消費税0)?
食料品(の消費税を)ゼロにするってことはインボイス肯定ですからね、もちろん。
それはちょっと矛盾してるんじゃないですか?小川淳也(立民)
それくらい臨時で異例で緊急の時代だと我々は認識してんです!山添拓(共産)
飲食店もそうですけど、農家にとっても、生産するためのコスト、
肥料代も燃料代もですね、それは10%かかるわけですよ。
しかし売る時には食料品ですから、(消費税)0%と、
つまり仕入れの段階では10%消費税がかかるのに…小川淳也
それを含めて、小売価格、卸価格を決めるんだ。山添拓
そういうふうに(価格転嫁で)上げられていればいいですけども
今そこまでできるのかっていうのがある。
今までと同じ値段でなければ流通に乗せられない。小川淳也
どういう意味ですか?それは!?
食料品だけ消費税ゼロにしたらどうなるか?
立憲民主党は選挙で票さえ釣れればいいので中身についてまるで考えていないので小川淳也幹事長は理解できなかったようです。

会見する小川淳也幹事長 立憲民主党HPより
たとえば、Aが材料の生産者、Bが飲食店だったとします。
消費税だけで考えた場合にAが108円でBに卸したとします。Aは国に8円(消費税分)を納税します。
これをBが220円で販売したとします。この場合は仕入れのときにかかっている消費税の8円は控除されます。
食料品だけ消費税を0%にした場合はどうでしょうか?
Bは材料の食料品の仕入れに消費税がかかりませんが、その分の控除を受けられないわけで
今まで通りお客様に220円で提供したとして、今度は20円払うことになると考えられます。
あれ?って話になりますよね。
それに食料品を売る方だって資材なり原価にはそれなりに消費税がかかるわけですよ。でも販売時は消費税0%で売るしかありません。
仕入れ等にかかった消費税について還付を受けないとそれまでどおりに行かなくなります。
となると還付額を出すためにインボイスが必須になります。ですが立憲民主党など野党はインボイス廃止を主張しています。
ここに明らかな矛盾が生じてしまいます。
立憲民主党は選挙対策として全くやる気もないのに言い出したので
「食料品だけ0%」
この政策はどういうものであるかすら理解していなかったわけです。
消費税一律減税とかならわかるんですよ。
インボイス廃止を主張しながら食料品だけ消費税免除はいろいろと対策を講じないといけない問題が出てくるわけです。
民主党の時と同じく選挙で票が釣れればいいので1%たりとも実行する気がないので立憲民主党はこういう政策を打ち出し、その問題点を指摘されても問題点が理解できないのでしょう。
編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2025年4月29日のエントリーより転載させていただきました。






