国政選挙に連続で大敗したのに責任を取らず居座り続けようとする本物の愚者たち

昨日投開票の参議院選挙ですが、事前の予想通りに与党大敗となりました。

これで与党は衆参ともに過半数を失いました。

参政党の議席数を足せば安倍政権の時の議席数かと思われます。

反安倍路線を採ったことによって岸田政権の時から安倍総理のときに自民党が集めていた現役層の支持、若者層の支持を失った事は明らかです。

一方で立憲民主党が伸び悩んだとマスゴミが報道していますが、一人区の無所属は立憲民主党と国民民主党の共同候補です。

少なくとも1人区からさらにプラス8人が共に民主党の議員となります。

ですので今回は共に民主党として数えると45。

民主党時代のピークの議席を回復させたとも言えます。

立憲民主党のもう一つのパートナーである共産党が3議席まで減った事。

これは非常に良いことだと思います。

自民党の方は和歌山で二階伸康が落選し、山梨では森屋宏が落選しています。

衆議院でも参議院でも負けた二階一族。

これで二階王国は消滅でしょう。

トドメを刺したのが二階派の鶴保庸介の失言と言ってよいでしょう。

これまでもたびたび公選法違反が指摘されるなどしてきたものの二階俊博が守ってきたのでなんとか生き残ってこられただけの問題児なのが皮肉です。

森屋宏は岸田の命令通りにLGBT法案の強行に加担した岸田派の議員の1人でしたがこれで政界引退でしょう。

今回、自民が大敗したわけですが、今回の参議院選挙公示前の石破茂とかいう鳥取の菅直人のこれまでの動きをちょっと振り返ります。

衆議院選の勝敗ラインを表明

勝敗ラインどころか大敗

責任を取るどころか森山裕幹事長とともに続投を宣言

都議選も事前予測で歴史的大敗が予想された

都議選の応援にはほとんど立たない事で責任回避を狙う

都議選が自民党史上最悪の大敗に終わるも当然のように続投

参議院選挙大敗

そして……

【勝敗ライン下回る見通しも、石破首相は続投の意志 安倍、麻生両氏に退陣突き付けた過去】
(2025/7/20 産経新聞)

石破はテレビ東京の番組中継に出演した際に

「国家に対する責任、比較第一党の議席を頂いたことに対する責任は決して忘れてはならない」

(自分は総理総裁に留まらなければならないということか?)

「そういうことですね」

というやりとりを残して実質的に続投宣言です。

また報道では自民党内の保守派について「石破下ろしをやっている余裕はないはずだ」などという発言も出ているとか。

昨年秋の居座りについては補正予算を通さなければならないので協力せざるをえなかった。

本予算を通さなければならないため通常国会は我慢するしかなかった。

また、森山裕幹事長が選挙での公認権を悪用して中間派を締め付けていた。

さらには自民党内の保守系のベテラン達が党員資格停止や除名されたままであったため5月まで全く身動きが取れないようにされていた。

こうした事情によって石破茂の居座りを容認して党内権力を引き続き握り続けていられるという岸田文雄の計算があったと言えます。

その上昨年の衆議院選挙、今回の参議院選挙と短期間で選挙が続いていてすぐにもう一度解散総選挙となれば金が相当苦しくなるはずだ。

という岸破政権の頭の足りない計算があるのでしょう。

石破総理とその側近達が想像以上に頭が悪いのだなと思うのは参議院選挙が終わった今、森山裕幹事長が公認権を振り回しても通用しませんし、自民党内の保守派や地方組織は自民党をここまでボロボロにした事に納得しておらず、(岸破のお膝元の鳥取と広島あたりは納得するかもしれませんけど)これ以上我慢ならんというところにきているということを全く知ろうともしていないことです。

石破首相と森山幹事長 自民党HPより

自民党内では両院議員総会が開かれて石破に辞任勧告が出るでしょう。

しかし石破茂と側近達は居座りを続けようとすると思われます。

そうなると自民党内で正式にリコール手続が取られるでしょう。

ただでさえ国政選挙連続大敗で被害を受けていて地方選挙にも大きく悪影響を出しているため自民党内でのリコール手続が成立する可能性は極めて高いと言えます。

ですので

「国政選挙に連続で大敗したのに責任を取らず居座り続けようとする本物の愚者」

という極めて恥ずかしい歴史を残したくないと考えれば普通の人なら居座りを続けようとするはずがないのですが、岸破とその側近達には他の人達の気持ちも居座りを続ければどうなるのかを理解する器がないのでしょう。


編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2025年7月21日のエントリーより転載させていただきました。