石破首相、退陣要求相次ぐ中で続投表明:自民党・両院議員懇談会が終了

自民党は、参議院選挙での大敗を受けて両院議員懇談会を開きました。当初2時間の予定が、4時間半の長丁場となりました。

石破茂首相は、選挙結果を厳粛に受け止めつつ、アメリカとの関税合意の着実な実行などを理由に、続投する方針を表明した。

「政治空白を生まないよう責任を果たしたい」とも述べています。

石破首相 首相官邸HPより

自民党内では執行部の責任を問う声が強まり、早期退陣や総裁選を求める意見が出ています。森山幹事長は、選挙総括委員会を設置して8月中に報告書をまとめ、その上で自身の進退を明らかにすると説明しました。

複数の議員が「辞任すべき」と主張する一方で、「関税交渉への対応力を評価して続投を望む」との意見もありました。

さらに、旧派閥の議員らは、党の正式な意思決定機関である「両院議員総会」の開催を求め、すでに必要な3分の1以上の署名を集めたとされています。

非公式の両院議員懇談会と異なり、正式な意思決定機関である両院議員総会の開催を求める署名提出に注目が集まりましたが、署名の提出はありませんでした。

懇談会終了後、自民党の笹川農林水産副大臣は、記者団に対し、両院議員総会の開催を求める署名を29日以降に提出する意向を明らかにしました。

https://twitter.com/utbuffett/status/1949798921460744592

過去にも2009年、麻生政権末期に同様の動きがあったことが指摘されています。

https://twitter.com/takigawa_w/status/1948684782654947493