栃木信用金庫は、保有する国債などの有価証券の含み損が自己資本を上回ったため、信金中央金庫から50億円規模の資本支援を受けることになりました。
信金中金が栃木信金に資本50億円支援 含み損拡大、利上げ局面で初
【日経イブニングスクープ】https://t.co/EtqME81dnK— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) July 31, 2025
含み損は68億円にのぼり、信用金庫法に基づく早期是正措置の対象となる可能性がありましたが、信金中金の支援により自己資本比率を約8%に引き上げ、金融庁は業務停止命令を見送りました。
長期国債を大量保有ということでALMがなってない。潰れてよい金融機関だ。金融システム的には困るから厄介。
信金中金、栃木信金に50億円支援 日銀利上げ後で初 https://t.co/GRONFXNC3W
— 戯画兎 (@giga_frog) August 2, 2025
円建て国債の含み損が自己資本を上回り、金融庁が定める「早期是正措置」の基準に抵触する信用金庫が現れ始めています。特に信用金庫は、より高い利回りを求めて償還期間の長い債券を多く保有しており、長期金利がさらに上昇すれば、含み損の拡大によって財務に一層の打撃を受けるおそれがあります。
円債の含み損が自己資本を上回り、金融庁の早期是正措置の基準に抵触した例が出始めた。特に信金は高利回りを狙い長いデュレーションの債券を保有しており長期金利の一段の上昇は厳しい。仮に日銀が動かなくとも、日本売りが進めば長期金利は上昇し、債券価格は更に下落する。 https://t.co/lVGwbIbhDW
— 朝倉智也(Tomoya Asakura) (@tomoyaasakura) August 1, 2025
信金中金は今回、有価証券の含み損にも対応できるよう支援ルールを改定し、栃木信金がその初の適用例となりました。全国では多くの信用金庫が同様に含み損を抱えており、今後も支援が必要となる可能性があります。
【 円債の含み損が自己資本を上回る:栃木信用金庫の事例 】
日本国債の野放図な発行。そしてそれを危惧した金利の上昇=国債下落により、いよいよ危険な段階に入ってきている実態が表面化してきています。… https://t.co/e2aXdW5O2p pic.twitter.com/ydo2i3Esk2
— かつもくせよ。 (@katsumoku__) August 1, 2025
金利上昇により、ある信用金庫の国債の含み損が自己資本を上回り、金融庁による「早期是正措置」を出す基準に抵触した、という報道がでていますが、そもそも銀行への規制である「バーゼル規制」の理解が必須です。これを機会に「バーゼル規制入門」を参照してみてください。 pic.twitter.com/49I8klRTtY
— 服部孝洋(東京大学) (@hattori0819) August 2, 2025
栃木信金は本業では黒字を維持し、店舗にも混乱はなく、地域経済の支援を続ける方針です。ただし、1990年代の金融危機の教訓から、問題の本質は金額よりも信用不安の連鎖にあると警戒する見方もあります。
国債バブルは信用金庫から崩壊するか ― 池田信夫blog https://t.co/rv7d6LzcOO pic.twitter.com/MkIAeVyWOk
— 池田信夫 (@ikedanob) August 2, 2025

栃木信用金庫本店 Wikipediaより






