ハーバード大学は、トランプ米政権との対立を解消するため、職業訓練プログラム向けに5億ドル(約730億円)を寄付する方向で協議しています。
ハーバード大学、トランプ政権と和解へ 過去最高の735億円支払いかhttps://t.co/92GlXgaQWH
和解により米政府は助成金の支給を再開し、留学生受け入れも認めます。ハーバード大学はトランプ政権に対する訴訟を取り下げる見通しです。
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) August 14, 2025
これは、学内の反ユダヤ主義対応が不十分だったとの疑惑に伴う罰金的性格を持つ解決金で、合意が成立すれば連邦助成金の再開や留学生受け入れ資格の回復が見込まれます。
トランプ政権 ハーバード大学に警告 “差別に対処しなかった”https://t.co/LMd4vkWH8V #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) June 30, 2025
ハーバードの卒業式
イスラエル支持ですらないユダヤ系やイスラエル人学生は無視で式典は政治活動に利用された
トランプ政権がハーバードに補助金を停止し、留学ビザ取消し、留学生の氏名提出を要求した理由がこれであるpic.twitter.com/ClaPg0HI40
— May_Roma めいろま 谷本真由美 (@May_Roma) May 30, 2025
政権はこれまで、20億ドル超の助成金凍結や留学生受け入れ資格剝奪を含む強い圧力をかけ、DEI(多様性・公平性・包摂性)施策の見直しや学生監視強化などを要求してきました。
アメリカの一流企業が雪崩を打つようにDEIを廃止してる件、トランプの方針に追従して渋々的な文脈は明らかに間違ってるよね。
行き過ぎたDEIの非合理性にかねてより経営陣はうんざりしてて、これ幸いとばかりに嬉々として廃止してる、と言うのが正解だろうね。— ボヴ (@cornwallcapital) February 8, 2025
「トランプ政権の多様性政策終了、実は企業も安堵?“アリバイ”づくり不要、「キャンセルリスク」減るのは好都合か」日本のメディアは「DEIはよいもの」という前提で報じていますが、その効果は検証されておらず、「DEIによって差別的になる」と指摘する心理学者もいます。 https://t.co/FGxtC3G19U
— 橘 玲 (@ak_tch) February 1, 2025
トランプ大統領の就任によって絶賛大バックラッシュ中のDEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)、あとで振り返ったら「パリ五輪の開会式がDEIの頂点だったよね」みたいな評価になりそうな勢い。 pic.twitter.com/sj7ASzksqq
— まことぴ (@makotopic) February 10, 2025
ハーバード大は大学の独立性侵害として訴訟を起こしましたが、研究中止や教職員削減など経営への影響が深刻化していました。
ハーバード大学公式アカウント、なかなか攻めてるな。トランプも折れないだろうし、この争いは永遠に続くことになりそうだ。それでも何とかなる財政的な基盤があるからこそできることなのだろう。 https://t.co/KZdz40MX6f
— Kazuto Suzuki (@KS_1013) April 16, 2025
大学は独立性を放棄したり、憲法上の権利を手放したりしない。ハーバードも他の私立大学も、連邦政府に支配されることは許されない。
今回の和解は、先に政権と合意したコロンビア大学(2億ドル)やブラウン大学に続く動きで、規模は最大になる見通しです。政権は他大学にも同様の調査や要求を進めており、UCLAには10億ドルの支払いを求めています。
ハーバードだけではなく、アイビーリーグもスタンフォードも同じようなもの。トランプもペンシルベニア大学で、明らかに金で入学した。
アメリカの一流大学は、事実上の世襲で腐敗している。DEIは貴族の趣味。彼らを憎む貧しい白人のルサンチマンをトランプは代弁している。 https://t.co/1ypO8Fap3t— 池田信夫 (@ikedanob) May 25, 2025
関係者によると、政権と大学の合意には「連邦監視官」の任命は含まれていないとのことです。これは独立性を重視するハーバード大学の懸案でした。しかし、トランプ政権は強力な履行メカニズムを求める可能性が高いとされています。
でも一種の罰金だよね…。大学側は苦肉の策だろうけど。→ハーバード大、職業訓練に5億ドル寄付の用意-政権との和解巡り(BLOOMBERG)https://t.co/qZoYpbCxFK
— tatuki_h (@tatuki_h) August 14, 2025
ハーバード大学は、これまで誇らしげに宣伝してきた「ハーバード流交渉術」を、世界に示す絶好の機会を得たはずでした。しかし相手はトランプ米政権です。学問の自由と大学の独立性を守るという“理想”を掲げ、訴訟まで起こしてきましたが、現実のディールは教科書通りには進まなかったようです。
8/5日経「「取引」に追い込まれるハーバード大」Economist記事の抄訳。「ハーバード流交渉術」をさんざん宣伝したきたのだから、トランプとの交渉でその威力を世界に見せるチャンス到来、という皮肉な記事。それともただの大学ブランドビジネスで、現実(トランプのディール)の前では机上の空論?
— 橘 玲 (@ak_tch) August 5, 2025

ハーバード大学 Marcio Silva/iStock






