戦後に「平和の象徴」として全国に設置された裸婦像は、近年「時代にそぐわない」「公共空間にはふさわしくない」との理由で撤去や移設の動きが広がっています。
記事中の高山陽子教授の「公共空間に女性の裸像がたくさん置かれているのは日本だけ。欧州やアジアでは美術館の敷地内や庭園に限られる」というコメントがさすがに嘘すぎて笑ってしまう。
新聞だからコメントが編集されたのかと思ったら同様の主張を何度もしている方のよう。… https://t.co/rQ6Y4zLSox pic.twitter.com/yXA9KU6J4x
— 古市憲寿 (@poe1985) August 19, 2025
高松市では小学生から「恥ずかしい」との声が出て撤去が決まり、静岡市でも市長が移設を検討するなど、自治体の判断が相次いでいるそうです。

撤去された高松市の公園の像
ネット上では「芸術をいやらしい目で見る方がおかしい」「見たくないから撤去するのは中世に逆戻りだ」といった批判的な意見が目立ちます。
公園や駅前、橋上にある裸婦像が、公共の場にふさわしくないとして、自治体が撤去する動きが相次いでいるそうです。どうせ、声の大きなマイノリティーが騒いでいるんでしょう…芸術作品をイヤラシイ目で見ている方がどうかと思うよ。
— フィフィ (@FIFI_Egypt) August 19, 2025
ホームレスも外来種も子供の歓声も裸婦像もとにかく誰か気に入らないものは公園から排除されるのが当然になっている。その時の「公園」の「公」はいささか歪にも見えるが。 https://t.co/x4cnTLVIlM
— 小説『八雲百怪異聞』評論『八雲と屍体』まんが『くもはち。』発売中 (@MiraiMangaLabo) August 18, 2025
街の裸婦像は時代にそぐわない? 撤去の動き、各地で…小学生「見ていて恥ずかしくなる」 : 読売新聞オンライン https://t.co/xJeN6QoVur
な?こうやってどんどん「見たくないから撤去する」ってなっていくだろ。中世に逆戻りしたいのか。…— もへもへ (@gerogeroR) August 18, 2025
一方で「芸術だからといって裸像が公共の場に多くあるのは不適切だ」という声もあり、議論は平行線をたどっています。また、亜細亜大学の高山陽子教授が「公共空間に女性の裸像が多く設置されているのは日本だけで、欧州やアジアでは美術館や庭園に限られる」と断定しています。
参照:街の裸婦像は時代にそぐわない? 撤去の動き、各地で…小学生「見ていて恥ずかしくなる」 読売新聞
しかしそれに対し、上記の発言のように古市憲寿氏らが「ローマやパリ、ブリュッセルといった欧州都市の中心部にも裸婦像は存在するし、アジアの寺院にも裸の女性像は普通に描かれている」と反論するなど、学術的な信用問題にも発展しています。さらに「公共空間」の定義をめぐっても意見が割れ、庭園を含むのかどうかといった点も論争になっています。
また、裸婦像を撤去する動きは、ホームレスや外来種、子どもの歓声など「不快」とされる存在を公共の場から排除する流れの一部との指摘もみられます。
バカじゃないのか。そこら中に裸婦像なんてごまんとある方が良いに決まってる。人間はどんな服を着てても着てなくても自由でなくてはいかん。この程度の表現に耐えられないならいずれ人間を排除するようになるぞhttps://t.co/uJykS3Uh3M
— (Ǝ)ɐsᴉɥᴉɥso⅄ ,uɐᴉɥsoʞ, ouɐƃnS (@koshian) August 17, 2025
「裸婦像は公共の場にふさわしくない」ということを自分の意見として主張するのならまだしも、小学生をだしにするところに姑息さを感じる。
— わすれとんかち (@dorafan2112gma1) August 18, 2025
facebookは、世界史の教科書にも載っている旧石器時代の裸婦像をポルノ認定して批判が集まっているそうです。 https://t.co/bVMEqMorqW pic.twitter.com/cJUJrWIS6O
— 大郷大介【ニューマン社長】 (@NEWMAN_DAI) August 18, 2025
芸術としての意味や地域文化への貢献をどう評価するか、そして「見たくないものを排除する」風潮をどう考えるべきなのでしょうか。
国や地方自治体から請われて公共空間に堂々と永久設置された裸婦像と、絵の対象とするのも憚られる少女を裸にするばかりか首輪を付けてご丁寧に手足まで切った僕の絵が、完全に正反対の対角線的関係にあり、それこそが僕の意図であったことを、改めてこの機会に言っておきます https://t.co/kCOAn5mw6E
— 会田誠のスクラップブック(最新作品集)発売中です (@makotoaida) August 20, 2025
裸婦像をめぐる議論は、公共空間における芸術や表現の自由のあり方そのものを問い直す問題になっているのです。
男女同権リベラル都市サンフランシスコはつい最近巨大女性裸婦像が建立されて、真下から股間を覗けます。 pic.twitter.com/QUE6cNPPeS
— MASA Nakamura (@masayang) August 18, 2025
昨日の裸婦像撤去の記事で高山教授は「公共空間に女性の裸像がたくさん置かれているのは日本だけ」と述べていたけど、これとか今年なんですよね。
あと興味深いのが、この像との関係で保守がフェミニズム批判している点。保守と一部フェミニストが近接している日本と対照的。https://t.co/TJyBUMs6Jv
— 松本ときひろ 品川区議・弁護士 (@matsumoto_toki) August 19, 2025







