今年の3月に我が家にやってきたコーギーのピノ(ミドルネーム:グリージョ)くんは当時3㎏だったのに、半年で10㎏まで成長しました(写真)。

半年で晴海の自宅の壁は破壊され、一緒に寝ている寝室のシーツはボロボロになってしまいました。大きくなったとはいえ、まだ子供なのでいたずらは収まる気配がありません。
以前は外出時にリビングルームに放し飼いにして外出していたのですが、勝手に歩き回って壁をかじって壁紙を食べてしまうので今はクレートに入れて出かけるようにしています。
クレートに入れるとトイレも行けなくなってしまいますから、外出時間の限界は6時間くらいになります。それ以上の時間になる場合はどこかに預けておく必要が出てきます。
そうなると日帰りの出張であったり、長時間の仕事の予定がある場合は、自宅に置いておけなくなりました。
今週は京都で講演があって日帰りだったのですが、12時間以上自宅を空けることになったので預けるしかありませんでした。国内や海外に泊まりで出かける時も当然自宅に置いておく訳にはいきません。
外で預かってもらう場合も簡単ではありません。預かってもらうペットホテルに事前に予約をして、当日連れていかなければなりません。車で運ぶ場合でも駐車場まで運んで輸送しなければなりません。
預かってもらう期間中のご飯を小分けにして準備し、おやつやおもちゃも一緒に持っていきます。ペットホテルであれば当然宿泊料金がかかります。
今月は国内外に出かける予定や終日仕事の日が多く、月の半分近くを預けなければならなくなってしまいました。犬は環境が変わると突然体調を崩すリスクもあるので神経質になります。
ワンコは人間と違って、いつまで経っても言葉を話すことはありません。こちらが何を考えているのかを想像してお世話をしてあげるしかありません。
新築の自宅の壁をボロボロにされても、キッチンにおしっこをしても、ワンコが何を考えてそうしているのかを考えながら現実を淡々と受け入れる。
そんな生活を始めた60代の自分に課せられたのは、現実を受け入れる「寛容」という懐の深さを身につけることなのかもしれません。

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編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年10月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。






