ノンアルビールは体に良いのか?

今年は昨年よりも禁酒日を増やすことを目標に生活してきました。もう12月中旬となり残すところ3週間足らずですが、今年は年初からこれまで58日間の禁酒日でした。週に6回近く飲酒していることになります。

禁酒している日にはノンアルコールビールを飲むことが多くなります。ノンアルコールだから体に良いと思い込んで気にせずたくさん飲んでいましたが、最近リブレで血糖値を測定していてノンアルコールビールを飲むと血糖スパイクが発生することに気が付きました。

リブレとは腕に貼り付けたセンサーにスマホやリーダーをかざすだけで血糖値を24時間測定・記録することができる機械です。測定値は連動したスマホにデータ転送されてグラフで確認することができます。

写真はある日のデータをスクリーンショットしたものですが、血糖値が200を超えて急激に上昇している時間があります。これはアサヒのノンアルコールビール「アサヒZERO」を飲んだ直後の動きです。

成分を調べてみると確かにアルコールはゼロですが、糖質が100ml当たり6.9g含まれており、1本で24.15gもあります。またカロリーはゼロではありませんから、飲みすぎるとビールと同様に肥満の原因になりえます。

またプリン体も含まれており、人工添加物の香料が使われているのも健康には悪影響が懸念されます。

ノンアルコールビールにも色々な種類があって、中には糖質ゼロ・カロリーゼロのものも販売されていますが、やはり味わいが物足りなくあまり飲みたいと思いません。また糖質ゼロ・カロリーゼロになればさらに人工添加物が気になります。

ノンアルコールビールも飲まない「完全禁酒」をしなければ、単にお酒を飲まないだけでは逆に不健康になるリスクがあるのではないかと思えてきました。

少なくとも言えることはノンアルコールビールを飲んで禁酒しても、それは思ったよりも体には良くないということです。血糖スパイクを見ているとむしろノンアルコールビールの方が良くないようにも見えます。

禁酒日を増やすと共に、次の目標はノンアルコールビールを飲まない日を増やすことにしていこうと思います。

takasuu/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年12月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。