立憲と公明党が新党結成へ!:ネオ新進党は「足し算」になるのか

立憲民主党と公明党が「新党結成も視野」に選挙協力を強化する方向で調整に入った、という報道が出てきました。

これはさすがに驚きました。ガチか…!

高市首相が早期解散に意欲とされる中で、立憲としては野党がバラバラでは政権批判票が分散してしまい、議席を増やしづらいという判断があるのでしょう。

報道では「最低でも統一名簿、最高で新党」といった声もあり、比例の候補者を同じ名簿に載せる“統一名簿方式”を最低でも行うことが俎上に載っているとのことです。

もし実現すれば、まさに「新進党の夢よ再び」で、ネオ新進党スキームのようにも見えます。

ただ私は、これは単純な足し算にならない可能性が高いと思っています。

というのも立憲の支持基盤の一部には立正佼成会など宗教団体とのつながりがあると言われ、創価学会を支持母体とする公明党との距離感は、政策以前に相当難しい部分があるからです。

ここを無理に接合すると、立憲側の支援団体が反発したり、公明党支持層にも立憲へのアレルギーが残ったりして、結果として票が逃げる“割り算”になりかねません。

党の上層部が握手するのは簡単ですが、政治は最後に現場が動くかどうかです。

公明党・斉藤鉄夫代表と立憲民主党・野田佳彦代表 両党HPより

「とりあえず統一名簿」「とりあえず新党」という選挙技術だけが先行してしまうと、有権者の側は一気に冷める。

選挙後に何を実現するのか、どんな国家像を目指すのか。その説明がないまま“反与党”でくっつくなら、まとまった瞬間がピークになり、崩れるのも早いでしょう。

さて、この構想は本当に前に進むのか。そしてそれは「足し算」になるのか、割り算になるのか。注目したいと思います。


編集部より:この記事は、前参議院議員・音喜多駿氏のブログ2026年1月14日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。