資産運用はずっと同じやり方で続ける必要は無い

今週からJALアカデミーの人生を豊かにする「資産デザインクラス」が始まりました。約30名の受講生が全国からJAL本社のある天王洲の会議室に集まりました。オンライン参加も可能なハイブリット開催です。

初回はお金の定義ということで、お金に対する私の考え方を皆さんにお伝えしました。

お金に対する考え方が変われば、資産運用のやり方も変わってくる。これが今回伝えたかったメッセージです。

自分の資産運用の手法を振り返ってみると、大きく3つのフェーズに分けられることに気が付きました(図表)。

社会人になりたての頃は大きな資産もなく、金融機関からの信用もありませんでした。また、お金を増やすことも大切ですが、自分に投資をしてキャリアを磨くことも重要な時期です。

このような時期には、資本が少なくても取り組める時間をかけない資産運用をすべきです。それに最適なのが金融資産を使った運用です。

そして、30代から40代になれば年収も上がりまとまった資産も得られるようになります。

金融機関からの信用力も高まり「お金を借りる力」を使ってレバレッジをかけることもできます。

このような時期は値上がり益を狙う株式型の資産より、定期的な収入を得られる債券や不動産のようなインカム型の資産の比率を増やしていくべきです。

私の場合、残念ながら始めたのは50歳になってからでした。あと10年早く始めておくべきでした。

毎月の安定した収入が投資から得られるようになれば、経済的なメリット以外を目的とする投資にも投資対象を広げることができます。

自分の趣味にもつながる投資や、社会貢献につながる投資です。

これは60代になって、仕事をリタイヤして時間とお金の余裕ができるタイミングに本格化すべきです。

このように、投資のスタイルは世代とともに変わっていくものです。だから自分が何のために投資をしているのかを考え、その目的にあった投資を行うことが大切です。

資産運用には正解はありません、1人1人に個人差があるものですし、同じ人でも環境や年齢の変化によって最適な方法は変わってきます。

私はこれからこの表の1番右側の投資に注力していくつもりです。

mapo/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年1月31日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。