トランプ大統領はイランを「石器時代に戻す」と演説して戦争継続の方針を示し、原油が値上がりしています。地上部隊を派遣して泥沼化する最悪の事態は避けられそうですが、ホルムズ海峡はイランに支配される結果になり、エネルギー供給の不安定な状態は続くでしょう(タイトルを変更しました)。

日本がエネルギー危機に巻き込まれると、ガソリン価格や電気代の上昇だけではなく、製造業の国際競争力が低下し、円安が進行します。高市政権はガソリン補助金でインフレを助長し、スタグフレーションに陥る危険もあります。
他方、EU(欧州連合)のフォン・デア・ライエン委員長は「脱原発は戦略の誤りだった」と演説し、ホンダは今年3月期決算で最大6900億円の赤字を計上して、電気自動車から撤退を決めました。これはこの10年、欧州を中心に続いてきた脱原発・脱炭素化の動きが挫折したことを示しています。
思えば1973年にも日本は石油ショックで激しいインフレに見舞われ、大きな経済的ダメージを受けました。その経験を踏まえて原子力などエネルギーの多様化を進めてきたのですが、民主党政権が原発を止めてしまい、今も全国で20基が止まったままです。
その穴を再エネで埋めようという夢物語が語られてきましたが、その夢も終わりました。化石燃料なしでは文明は維持できないのです。それに代わる基幹的エネルギーは原子力であり、再エネと蓄電池はその高価なオマケにすぎない。
4月からのアゴラセミナーでは、イラン戦争をきっかけにしてエネルギー問題を考え直し、インフレや円安から身を守る資産運用を考えるとともに、脱原発・脱炭素化の夢から覚め、地政学的なリアリズムにもとづいて経済を建て直す方向を考えます。
授業はすべてオンライン(Zoom)で行うので、全国の(あるいは海外の)みなさんも視聴できます。録画をあとからYouTubeで見ることもできます。
講師:池田信夫(アゴラ研究所 所長)
テーマ(例)
- トランプはなぜ中東で戦争を始めたのか?
- イラン戦争は長期化するのか?
- 原油・LNG価格はどこまで上がるのか?
- スタグフレーションは来るか?
- 「石油ショック」の原因は石油だったのか?
- 原子力はなぜ再稼動できないのか?
- 次世代革新炉は可能か?
など受講生のみなさんの関心に応じて決めます。
テキスト:池田信夫『脱炭素化は地球を救うか』
開催日:2024年4月3日から毎週金曜日(全12回)
4月3日・10日・17日・24日
5月8日・15日・22日・29日
6月5日・12日・19日・26日
時間:19:00~20:45
定員:無制限
受講者全員をアゴラサロンに無料でご招待します(受講期間中は無料)。
受講料
- 3ヶ月12回分:3万6000円(消費税込み)
- アゴラサロンの有料メンバー:2万7000円(同)
お申し込み方法:専用フォームに必要事項をご記入いただき、フォーム記載の弊社口座へのご入金をもって手続き完了です。
主催:株式会社アゴラ研究所








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