バーデン・バーデン「ブレナーズ パーク ホテル & スパ」が刻む新たな歴史

ドイツ南西部にあるバーデン・バーデン。この街は、フランス北東部アルザス地方の首都ストラスブールからドイツに入ってすぐのところにあり、ドイツはもとよりヨーロッパを代表するのリゾート温泉地として名高い。古代ローマ人が入植し、当時の浴場跡も残る、長い歴史を持つ小さくて瀟洒な街だ。

バーデン・バーデンの街並み
JWackenhut/iStock

ドイツ屈指の自然の美しさを誇るシュヴァルツバルツ(黒い森)地域の北の玄関口にあたり、豊かな自然に恵まれ、かつ良質な鉱泉が出るこの土地は、19世紀に入って鉄道の発達でアクセスがよくなるにつれ、ヨーロッパやロシア、アメリカの富裕層が好んで訪れる保養地かつ景勝地になり、”夏のヨーロッパの首都”という異名も付いたほど。ラグジュアリーなホテルも次々と誕生した。

1872年創業の「ブレナーズ パーク ホテル & スパ」は、そんなバーデン・バーデンの華やかな歴史を150年以上見守ってきた、この街屈指の老舗名門ホテルだ。

街を縦断する小川の辺り、美しい庭を備えた「ブレナーズ パーク ホテル&スパ」

リニューアルを経て、クラシックな雰囲気とコンテンポラリーな魅力を兼ね備えた快適な客室

街の中央を流れる小川と遊歩道を見下ろすように建つ優美な館。二年間にわたる改装工事を経て、伝統を大切にしながら現代の快適性を備えたさらに魅力あふれるホテルとして再生し、新たな歴史を刻み始めたところだ。

美しく居心地よいサロンや客室の素晴らしさはもちろんだが、館内のそここに飾られた、ウィンザー侯爵エドワードとウォリス・シンプソンなどこのホテルを愛した賓客らの写真や、音楽愛好家にはお馴染みの復活祭音楽祭に出演したプラシド・ドミンゴやアンナ・ネトレプコといった世界的アーティストのサイン、デイヴィッド・ホックニーが描いたホテル客室を題材にした絵画などが、「ブレナーズ パーク ホテル & スパ」に唯一無二の雰囲気を作り出し、このホテルを訪れるゲストに特別感あふれた高揚を与えてくれる。

ホテルの名が示すように、木々や花々が美しい緑あふれる庭と充実したスパ施設も大きな魅力だ。古代ギリシアをイメージした装飾の大きなプールは、巨大な掃き出し窓ごしに庭の木々や花々を望む、非現実的なまでの美しさ。泳ぎ疲れたら、庭と一体化したテラスで日光浴も楽しめる。ジムやサウナ、ハマムも充実。スパにはメディカルケアシステムも備えられており、ゲスト一人一人に適したスパプログラムによるヘルシーステイも提案している。広い庭には季節の花が咲き乱れ、小鳥たちが高らかに囀り、この世の楽園のような雰囲気。庭の散策を楽しんだ後は、テラスに並ぶテーブルで、緑に目を癒されながらお茶やお菓子を楽しもう。

緑豊かな庭が目の前に広がるプール

プールから直接庭に出て散策も楽しめる

庭に面した、古き良き時代の面影が残るレストラン

炭火焼き料理が自慢のスタイリッシュなレストラン

夜は、ホテルに3つあるレストランやバーで、地元の食材をふんだんに使った料理を楽しむひと時。腹ごなしの散歩がてら、世界で最も美しいと称されるカジノを覗くのも、バーデン・バーデンならではの一興。幸運の女神に微笑まれなたら、ホテルに戻ってバーで祝杯をあげよう。快適な寝室でぐっすり眠った翌朝、充実の朝食を堪能したり古き良き時代の面影が残る街の散策を楽しむうちに、名残惜しいが「ブレナーズ パーク ホテル & スパ」との別れの時間がやってくる。

極上の空間にふさわしい極上のサーヴィスを提供してくれるスタッフたちにお礼を告げながら、”絶対にまたここに戻ってこよう”と心に誓うのは、私だけではないはずだ。

「ブレナーズ パーク ホテル & スパ」とバーデン・バーデンが醸し出す、美しさと温もりと優しさに満ちた”気”の魅力は、訪れる者を魅了してやまない。

Brenners Park-Hotel & Spa

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