ヘリ基地反対協代表「荒れた海だったという地元民の発言は嘘」という嘘

沖縄県名護市辺野古沖で3月16日に発生した抗議船転覆事故をめぐり、運航したヘリ基地反対協議会の浦島悦子共同代表が「海人(うみんちゅ)の証言は噓」と主張したことについて、地元漁業者が強く否定した。浦島代表の発言は事故当日の海象を「穏やか」とする内容だったが、名護漁業協同組合辺野古支部の川上将吾支部長はこれを「嘘」と断じ、実際の海況を「うねりがすごく」だったと証言した。

【参照リンク】「海人の証言は噓」辺野古転覆、抗議団体の発言を漁業者が否定 事故当日「うねりすごく」 産経新聞 

  • 浦島悦子共同代表は4月18日の琉球新報社主催勉強会で「(事故)当日はとても穏やかだったという『海人(うみんちゅ)』の証言もある。荒れた海に出たというのは間違いだが、それがすごく流布されている」と発言した。
  • これに対し川上支部長は5月13日の産経新聞取材で「海人の証言は嘘だ」「辺野古の海人は、反対派から誰も話を聞かれていない」と明確に否定した。
  • 川上支部長は事故当日の海象について「うねりがすごかった。しぶきが(辺野古沖の)長島を越えたのが見えた。(波高は)実際には3~5メートルあったと思う」と証言した。沖縄気象台は波浪注意報が出て波高約3メートルの予報だったと記録している。
  • 浦島氏の「海人の証言」主張は当事者不在の場でなされ、地元漁師に確認されていない方便だったことが浮き彫りになった。
  • 川上支部長はさらに事故当日、抗議団体の関係者から「2人死んじゃった」と笑いながら声をかけられたと明かし、「ふざけていると思った。起こるべくして起こった事故。彼ら(抗議団体)は辺野古住民の代弁はしていない。むしろ背中合わせだ」と語った。

こうした地元漁業者の直接証言により、浦島共同代表の発言が事故の責任を曖昧にするための「虚偽の発言」だった可能性が高いことが指摘されている。事故から2カ月が経過した今も、海上保安庁の捜査が続き、遺族や地元住民の不信は深まる一方となっている。報道機関も抗議団体の安全管理や判断ミスを真正面から検証すべき時である。

ヘリ基地反対協議会の共同代表・浦島悦子氏

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