ヴィヴィド(パリ18区)

野菜バンザイ!な、ディナー、ジェレミー・グロディディエの「ヴィヴィド」にて。

ヴェジタリアン、というか、ヴィーガン料理のセミガストロノミーレストラン。

組み合わせの妙が抜群で、とってもセンスがいい。

ラヴェンダーオイルが香る野菜のブイヨンと、カシューナッツピュレ&バオからはじまり、根パセリ&ハバネロ&カイソウ(食感も香りも抜群)、ノワゼットのタルトレット(ほとんどお菓子、ご機嫌においしい)。

バターナッツの燻製は柔らかく、アーモンドと味噌のソースといい感じで溶け合う。たっぷりソース、注がれる時は多すぎる〜と思ったけど、気づいたら夢中にパンにつけてお皿をきれいにしてる。

お口直しはハーブのグラッセというかアイスクリーム。カプシーヌの葉の苦味や酸味とエシャロットヴィネグレットの酸味がアクセント。ジェレミーシェフ、酸味の使い方がとても小気味いい。
口をさっぱりさせてから、平茸の炭火焼き。炭の香りたっぷりで焼肉代わりね。

デセールは、レーヌデプレが香るなんちゃってリオレと、柚子と蕎麦が香る焼きマシュマロ。

ドリンクは、ケフィールからスタートし、いくつかのワインとガメイで作るベルムートを経て、シュローとシトロネルのアンフュージョン。自家製ノンアルコールたち、とてもいい感じ。

どの料理も、独創的で洒落たセンスに溢れていて、複数素材の組み合わせが、味も温度も食感もとてもいい。コースの構成も全然飽きさせず、バランスもマル。

アラン・パサールの野菜料理が、抜群のクオリティの野菜や果物の魅力がまずあって、そこにアランの魔法がかかってうっとり恍惚とする料理が出来上がる、なイメージなのに比べると、ジェレミーの野菜料理は、組み合わせのセンスがチャーミングでとってもサンパ、なイメージ。

「オープン準備してたら、ラルページュが完全ヴィーガンになったってニュースを聞いて、あー先越されちゃった〜って(笑)」と、ジェレミー。

元々カジュアルレストラン持ってて、そちらも今は野菜が主役で大人気。そのお客様が来てるのかな、と思いきや、違う客層で、ご近所というより洗練された野菜料理を求める人たちで大賑わい。今夜も満員御礼、ふりで扉を潜った人たち、何人か断られてる。

人気なのわかる、だってとってもおいしいもの。友達によると、来年のミシュランですぐ星をとる、そう。うん、その可能性、ある。

サーヴィスも雰囲気もいい感じで、心地よい素敵なディナー。今度来る時は、厨房かぶりつきのカウンターがいいな♪


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々6」2025年12月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々6」をご覧ください。

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