飛行機ではなく敢えて「電車」で旅に出る理由

内藤 忍

今月末に香川県の三豊に出かける予定を立てています。個人投資家コミュニティ「資産設計実践会」メンバーと共同で作った宿泊施設「Villa CASK Setouchi」に泊まるのが目的です。

三豊は高松から車で1時間足らずの場所ですが、今回は東京から電車で出かける予定です。

新幹線で岡山まで行って、そこから在来線で高松に移動。高松で行きつけのお寿司屋さんに出かけ翌日レンタカーで三豊に向かうプランです。

三豊には羽田から飛行機で高松空港経由で行くのが一番早い方法です。しかし、それほど時間が変わらないので、私は飛行機よりも電車を選択しました。

電車が魅力的なのは移動時間そのものが「自分だけの贅沢な空間」になるという点です。

飛行機の場合は空港まで行って、空港でのセキュリティチェックに始まり、搭乗手続きと荷物の格納、そして機内での狭い座席と、ストレスがかかる細切れ時間が続きます。

電車なら東京駅で新幹線のグリーン車に乗り込めば、乗車した瞬間から静寂で安定したプライベート空間が広がります。

飛行機よりもスムーズに車内に入ることができ、荷物のスペースもたっぷりあります。

また、ボトルワイン、ワインオープナー、旅行用グラスを持ち込めば、好きなワインで贅沢な空間を享受できます。さらに好きな駅弁や国技館焼き鳥なども買い込んで数時間の移動を充実させます。

国内線のフライトではファーストクラスに乗ってもサービスの選択肢は狭く好きなものは選べません。慌ただしくサービスされるので味気ないと感じてしまいます。

電車の車窓を眺めながら街並みが変わっていくのを感じる。そんな移動のプロセスを五感で味わえるのも飛行機の移動にはない楽しさです。

また、時間管理という観点でも電車はストレスフリーです。国内フライトのように出発の1時間以上前に到着する必要はありませんし、天候による大幅な遅延や欠航のリスクも飛行機に比べれば低いので安心です。

駅に到着すればすでに街の中心地であり、飛行機のように空港からまた移動する必要もありません。

旅は目的地だけで楽しむのはもったいないと思います。目的地に向かう移動さえも、旅の楽しみに変えてしまうことができるのが電車です。

海外旅行は飛行機で行くしかありませんし、国際線のフライトはビジネスクラスであれば快適です。ただ国内に関しては新幹線が使えるエリアであればできる限り電車での旅を楽しみたいと思ってしまいます。

これからまた福岡、秋田、青森、京都と言った場所にも出かける予定を立てていますがどれも電車で行こうと思っています。

recep-bg/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年6月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

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