下地幹郎氏が沖縄知事選出馬:古謝氏の保守票分裂で玉城デニー氏に追い風

9月13日投開票の沖縄県知事選に、元衆院議員の下地幹郎氏(64)が無所属で立候補すると表明した。現職の玉城デニー知事(66)、保守系新人の古謝玄太氏(42)を加えた三つ巴の戦いとなる見通しだ。

出馬会見をする下地幹郎氏

繰り返される保守票の分裂

最大の受益者は玉城氏である。

下地氏は2022年の県知事選にも出馬し、約5万4000票を獲得した。下地票のすべてが保守票とは限らないが、玉城県政に批判的な有権者の一部を古謝氏と奪い合うことは避けられない。

前回も保守系候補と下地氏が競合し、結果として玉城氏が再選した。今回も同じ構図が再現されれば、玉城氏は支持基盤を固めるだけで有利に戦える。

政策より候補者調整が焦点に

下地氏は鉄軌道整備や子どもの貧困対策を掲げ、既成政党とは異なる第三極を目指す。しかし、選挙の焦点は政策以上に、保守票がどこまで分裂するかになりそうだ。

基地問題や経済振興をめぐって玉城県政への批判が強まっても、対抗票が古謝、下地両氏に分かれれば、現職を利するだけである。

下地氏の出馬は知事選を活性化させる一方、県政交代を目指す保守陣営にとっては大きな打撃となる。三つ巴の選挙で笑うのは、今回も玉城氏かもしれない。

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