「白鳥の湖」を味わうアフタヌーンティー、バレエ仲間との午後

出口理佐です。

10年以上前、一緒に大人バレエのレッスンを受けていた友人二人と、久しぶりに3人で集まりました。

二人とも今も現役で仕事をしているため、それぞれとは一年に一度くらい会えても、3人そろってゆっくり会う機会はなかなかありません。そんな二人の顔が、「白鳥の湖」をテーマにしたアフタヌーンティーを見つけたとき、真っ先に浮かびました。

これは、この二人と行きたい。お盆休みの一日、ようやく実現しました。場所は、メルキュール東京日比谷の地下一階、ラ・セヌ(La Scene)

メルキュール東京日比谷のロビーに飾られた、白鳥の湖の衣装。

テーブルに並んだのは、まるで小さな「白鳥の湖」の舞台です。

白鳥の湖アフタヌーンティー、スイーツ2段。

乾杯は、パイナップルやカルピスなどを使ったノンアルコールカクテル。白いチュチュに、ほのかに青いライトが当たる様子をイメージしているそうです。

白いチュチュに青い光が当たる様子をイメージしたウェルカムドリンク。
パイナップルやカルピスなどの爽やかな酸味のノンアルコールカクテル。

乾杯のグラスの向こうには、ミニチュアの白いチュチュ。

乳白色に淡いブルーが差す色合いは、私には、青い光が差し込む湖に白鳥が浮かんでいるようにも見えました。

こちらは、セイボリー5種のお皿。それぞれ、小さいながらも、凝縮した美味しさが感じられました。
手前のグラス、玉蜀黍のエキスジュレと白玉蜀黍の粒、ヴィシソワーズスープが特に気に入りました。
奥のグラス、トマトコンソメのエスプーマは、2晩くらい時間をかけてトマトを濾すことによって無色透明な液体になる大変時間と手間を要する料理。
じっくりと味わいました。

2段のスタンドや別皿には、「白鳥の湖」の世界を表現したスイーツやセイボリーがずらりと並びます。

オデットをイメージしたシュークリーム。首を同じ角度に絞るのが難しいお菓子。
素晴らしい技術ですね。

ひときわ目を引くのは、ヒロインのオデットをイメージした白鳥のシュークリーム。白い羽根を広げた姿は優雅で、食べてしまうのが惜しいほどです。

黒鳥オディールをイメージした、シックなフィナンシェ。
繊細な黒いチュイルは、羽の様ですね。

対照的なのが、黒鳥オディールをイメージしたチョコレートフィナンシェ。茶色いフィナンシェの上には、黒い羽根のような繊細な飾りが載っています。

白鳥オデットと黒鳥オディール。同じバレリーナが演じ分ける二役を、白と黒という対照的な色と味で表現しています。

テーブルいっぱいに広がる「白鳥の湖」を眺めながら、黒鳥のフィナンシェから話題はフェッテへ。「フェッテって、本当に難しいよね」

実際にフェッテができる友人もそう言います。「白鳥の湖」第3幕でオディールが披露する32回のフェッテは、作品を代表する見せ場のひとつ。私はトウシューズはもちろん、バレエシューズでもフェッテを一度も回ったことがありません。

大人になってから習ってみて分かったのは、バレエは「踊る」ところまでたどり着くのが本当に難しいということです。

継続しなければなかなか上達できませんし、先生が変われば教え方も違います。私が同じ先生に5年近く習い続けたのは、とても厳しい先生でしたが、基本からきちんと教えてくださったからでした。

今もバレエを続けているのは、3人のうち一人だけ。それでも3人が集まれば、話題は自然とバレエへ向かいます。

これから友人達が観る予定のパリオペラ座来日公演「エスプリ・ドゥ・ラ・ダンス」に出演するダンサーのこと。最近観た中で印象に残っているライブ公演のこと。ダンサーや作品の名前が次々と飛び交います。また来月は、このアフタヌーンティーを監修している、東京バレエ団の白鳥の湖のチケットを東京と兵庫で予約しているので、久しぶりに白鳥の湖を観られる楽しみもあり、一層期待が膨らみます。

東京バレエ団監修のアフタヌーンティーでした。
この中に、スイーツとセイボリー、フリーフローの説明のほか、白鳥の湖のストーリーもありましたので、バレエ初心者の方ももちろん楽しめます。

こんな少々マニアックなバレエ談義で心置きなく盛り上がれるのも、この仲間ならではです。おしゃべりしながらも、フリーフローの飲み物を選ぶ時は、Chacottの文字とバレリーナが描かれた甘いライトブルーラテは、このアフタヌーンティー限定なので、外せません。

ライトブルーラテは、このアフタヌーンティー限定ドリンク。
ミニチュアの舞台画のような背景も準備してくださいました。

目の前には白いチュチュ、テーブルには白鳥と黒鳥、カップの中にはバレリーナ。

2人分のスイーツの下の段の手前は、四羽の白鳥をイメージしたタルトレット。ココナッツとライム、ライチの味の2種。
可愛すぎて食べるのがもったいないです。

かつて同じスタジオでレッスンを受けていた3人が、十数年後、「白鳥の湖」の世界に囲まれながら、またバレエの話をしています。バレエを続けていても、そうでなくても、好きなダンサーについて語り、忘れられない舞台を思い出し、これから観る公演を楽しみにする気持ちは今も同じ。

仲良しバレエ仲間との記念撮影。
少しだけ綺麗めに、チャッピーにイラストにしてもらいました。チャッピーさん、ありがとう!!

「白鳥の湖」を目で楽しみ、舌で味わい、そして大好きなバレエについて存分におしゃべりした午後。このアフタヌーンティーを見つけたときに思った通り、やっぱり、この二人と来て正解でした。

「白鳥の湖」アフタヌーンティーは、9月30日まで開催中だそうです。バレエファンならぜひおすすめです。

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