旅行に行く時は「プランB」の準備が必要

内藤 忍

福岡に出かけました。前回お邪魔してとても気に入った串揚げのお店があって、今回も3週間前から予約しており楽しみにしていました。

時間ギリギリだったので、到着した博多駅から慌ててタクシーに乗って19時の予約時間にお店に向かいました。

お店の入口では予約時間を過ぎても何故かドアが閉じられたままです。おかしいなと思って電話をかけても応答がなく、外から見ても店内は暗いままです。鍵のかかったドアにノックをしても誰もいないようです。

お店の前でしばらく待っていましたが、誰も来ないようなので仕方なくお店のインスタグラムにメッセージを送ってこの日は諦めることにしました。

後から届いたメッセージによれば、店主が体調を崩されて急遽お休みになったとのことでした。

事前に電話でも連絡してくれたようですが、コミュニケーションがうまく取れず現地に着いて初めて状況を知る形になったのです。

こうなると別のお店を探さなければいけません。急に思いつくお店がなかったので、もともと翌日に訪問する予定で予約していたお店へ電話を入れ、何とか席を確保することができました。

楽しみにしていた食事の企画が無くなってしまい、一瞬テンションが下がりましたが、代わりに行ったお店のモツのすき焼き(写真)が最高すぎて、結果的には楽しい夜にすることができました。

店主の突然の体調不良だけではなく、予約日時のうっかりミスや天候・天災によるスケジュール変更など、旅先での「万が一」はいつでも起こり得ます。特にワンオペで営業しているお店では、こうした不測のリスクがゼロではありません。

そんな時に慌てず旅を楽しむためには、常にもう一つの選択肢である「プランB」を用意しておくことが欠かせないと改めて実感しました。

旅行とは予期せぬ事が次々と発生し、それを何とか乗り越えていくところに醍醐味があります。今回はほんの小さなトラブルでしたが、また旅の思い出を作ることができました。

今回行けなかったお店には次回また出かけてみようと思います。

パーソナルな旅行がパッケージツアーより圧倒的に楽しいのは、このような想定外のことが次々と発生しそれに対応していく経験にプライスレスな価値があるからです。国内旅行で発生するトラブルには大したものはありません。

LordHenriVoton/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年8月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

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