自身の保身に高市総裁の名前すら利用していた蔵内勇夫

茶請け

蔵内勇夫が辞職をした件について触れておきます。

まずは流れを整理します。

7月
自民党県議団の正副議長ポスト等をめぐる金銭授受、
いわゆる「カツアゲ」が告発され疑惑が発覚。
(吉松源昭県議が録音データを公開、中尾正幸副議長の声の可能性が高いとされ、中尾氏は辞職)

さらに3年間で2億8,000万円超におよぶ高額な海外視察費(自ら「海外旅行」と発言)。
各種事業への不透明な公金投入が発覚。
県民・世論から猛烈な批判を浴びる。

8月5日
当初は否定的だったが世論の批判に折れて県議会は第三者委員会を設置

8月17日
批判が高まる中、吉松県議らによって議長辞職勧告決議案が出される。
これに対して蔵内議長の元秘書だった県議から
「採決をしない」緊急動議が提出される。

自民党県議団、民主党県議団の多数による緊急動議への賛成により、
蔵内勇夫の辞職勧告決議案の採決そのものが阻止される。

これにより蔵内は
「議長職辞任にとどめ、議員辞職はしない」と明言。
しかしながら辞職勧告決議の採決阻止などさらに燃料をくべる事になり
世論からの批判は拡大。
自民党内からも体制刷新を求める声が出始める。

8月24日
世論の批判の声についに折れて蔵内勇夫が辞職の文書提出

8月25日
蔵内勇夫議員辞職

蔵内は自身の保身に高市総裁の名前すら利用していました。

こうした事情もあってか、高市総裁は筋が通らないこのやり口に「公認は出せない」と鈴木幹事長に通告させたのかもしれません。

いずれにせよ、蔵内勇夫の保身に協力した県議達は、次の県議選を諦めるか、支持してくれた県民達に頭を下げ、謝罪し、地道に信用を取り戻す泥臭い仕事を徹底することで一からやり直すか。

この2択を迫られる形になったと言ってよいでしょう。

自浄能力が無いのならと、高市総裁が大なたを振るった形になっています。

辞職した蔵内勇夫の補欠選挙が実施されます。蔵内は長男への世襲でなんとか影響力を残そうと考えているかもしれませんが、自民党の方が公認は出さないでしょうから、当選出来る可能性は低く、断念する公算が高いです。

蔵内勇夫の長男である蔵内謙は、2016年に鳩山邦夫の死去に伴う補欠選挙に、自民党県議団の推薦で無所属として出馬しています。

ですが鳩山二郎とは8万票以上も差を付けられる3位での落選という大敗を喫しました。

鳩山邦夫(最晩年は自民党に復党)の弔い合戦という事情もあり、情勢調査では鳩山二郎が圧倒的に有利でした。

ですが蔵内勇夫は自民党福岡県議団をまとめて、党本部対して強引に長男ねじ込もうとし、自民党に公認させようとしました。

一方で鳩山二郎も公認を求めたものの自民党県議団が蔵内謙推薦をして、保守分裂状態もお構いなしに押し切ったため、自民党として公認を出す事が出来ず、鳩山二郎も蔵内謙も無所属で選挙を戦う形になりました。

こうした過去もあるため、なおのこと蔵内勇夫を助けるような事はしないでしょう。勝ち目が全く無いですから蔵内謙の出馬はすでに絶たれているようなものでしょう。


編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2026年8月31日のエントリーより転載させていただきました。

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