くら寿司の「ちいかわ」騒動で、湯呑みを無料で配って店はカオス状態

くら寿司と人気キャラクター「ちいかわ」のコラボキャンペーンが、異例の展開をたどっています。景品がなかなか当たらないという疑惑から始まり、従業員の不正行為が発覚してキャンペーンは全面中止。さらに一部店舗で景品の湯呑みが無料で配られていたことまで判明し、カオス状態が続いています。

ちいかわの湯呑み(PONY)

「フィギュアが出ない」から従業員不正へ

今回のコラボは8月21日にスタートしました。「ビッくらポン!」ではフィギュア5種、缶バッジ8種、アクリルマグネット8種などが用意され、ファンが殺到しましたが、SNSでは「何度当たってもフィギュアが出ない」との報告が続出しました。(J-CAST ニュース)

1万8000円分を飲食し、17回当選してもフィギュアが1個も出なかったとの投稿もありました。その後SNS上では景品の不適切な取り扱いを疑う投稿が拡散。くら寿司は事実関係の調査を開始しました。

そして9月5日、ついに「従業員による不正行為」が判明し、翌6日からコラボキャンペーンを中止すると発表しました。景品だけではなく、湯呑みや寿司皿の配布、限定メニュー、レシート応募、さらには一部店舗の装飾まで終了する徹底ぶり。

1万2000円で集めた湯呑みが「無料」に

ところが騒ぎはここで終わりませんでした。中止決定前後の9月4日深夜、千葉県内の店舗で、本来は会計3000円ごとに1個配布される「ちいかわ」の湯呑みが、待っていた一部の客に無料で配られました。SNSには「湯呑み8個くれた」とする投稿まで現れ、騒ぎが拡大しました。(ライブドアニュース)

湯呑みは全4種類。通常ならコンプリートするには少なくとも1万2000円分の会計が必要になる計算だけに、「正規に1万2000円払った人は何だったのか」と不満が出るのも無理はありません

くら寿司広報によると、これは予約や待ち時間があったにもかかわらず最後まで入店・飲食できなかった客への「お詫び」として渡したもので、在庫についても数量を管理し、本部で回収する予定だそうです。(ライブドアニュース)

キャンペーンは終了、しかしCMは放送

くら寿司はキャンペーン中止を発表する一方、「ちいかわ」コラボ実施中と告知するCMについては放送が継続しています。店ではコラボが終了したのに、テレビではコラボを宣伝し、これが混乱に輪をかけています。

人気キャラクターとのコラボは飲食店に大きな集客効果をもたらす一方、限定品に高い市場価値が生まれれば、転売や不正取得の誘惑も大きくなります。今回の問題は一従業員の不正だけでなく、景品管理、転売対策、中止時の顧客対応まで含めたキャンペーン設計そのものの難しさを浮き彫りにしました。

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