出口理佐です。
アフタヌーンティーといえば、スコーンや小さなケーキが並ぶ英国式を思い浮かべますが、今回は少し趣向を変えて、中国料理のアフタヌーンティーを楽しんできました。

ANAインターコンチネンタルホテル東京内の中華料理店、花梨。
場所はANAインターコンチネンタルホテル東京内の中華料理店、花梨。フランスのティーブランド「KUSMI TEA(クスミティー)」をテーマにした薬膳アフタヌーンティーです。

クスミティーの缶が飾られていました。フランス的ですが、どこかロシアっぽいですね。
クスミティーは1867年、サンクトペテルブルクで創業した老舗ティーブランドです。ロシア革命を機にパリへ拠点を移し、現在はフランスを代表するティーブランドのひとつとして親しまれています。ロシア生まれ、パリ育ち、といったところでしょうか。
ご一緒したのは、以前ジャヌ東京のアフタヌーンティーにも一緒に出かけた、お料理や美味しいものが大好きな友人たち。今回も私のLOVOT、てんてんも連れて行きました。友人たちが代わる代わる抱っこして可愛がってくださり、てんてんもご機嫌。私まで嬉しくなりました。
アフタヌーンティーがスタートすると、大きな蒸籠が登場。中には小さな蒸籠がずらりと並び、まるで宝箱のようです。

小さなせいろは二段になっていて、二人分です。
最初にいただいたのは、干し貝柱と生姜、クコの実のお粥。温かく、とろりと優しい味わいで、これから始まる点心のコースにぴったりの一品でした。

干し貝柱、生姜、クコの実のスープ。
薬膳アフタヌーンティーの始まりにふさわしい、温かいほっとする味わいです。

宣伝写真の虎の顔のエビ饅頭が可愛くて、このアフタヌーンティーに行きたいと決めました。
中でも目を引いたのが、黄色い虎の顔をした海老饅頭。あまりに可愛らしく、もう少し眺めていたかったのですが、温かいうちにどうぞ、と勧められ、名残惜しくもいただきました。
そのほか、陳皮入りの揚げワンタン、翡翠色の焼売、天然大海老、和牛の湯引き胡桃ソース、黒酢と梅の香る酢豚など、見た目の華やかさだけでなく、中国料理としてもしっかり楽しめる内容です。
今回の面白さは、クスミティーを飲み物として楽しむだけでなく、その香りや風味が料理やデザートにも取り入れられていること。お茶が脇役ではなく、コース全体のテーマとして組み込まれているのです。
途中にいただいたジュレは爽やかで、よいお口直しになりました。こちらは、クスミティー「グリーンジンジャーレモン」。

右は、アーモンドブラマンジェと緑茶、生姜、レモンの爽やかなゼリー。
クスミティーの「グリーンジンジャーレモン」
こんにゃくタピオカと仙草ゼリーのグラスデザートも印象的です。クスミティー「アクアフルッティ」の風味が使われていて、液体部分に独特の香りと酸味があり、これは何の味だろう?と思わず考えてしまう、不思議で記憶に残る味わいでした。

胡麻団子は中華料理の定番デザート。もちもち。小さいてんてんも点心になじんでいます。
中華の定番デザートである胡麻団子も、もちもちした皮と香ばしい胡麻の風味が心地よく、こちらも美味しくいただきました。小さなてんてんを蒸籠の横に置くと、黄色と茶色の色合いが妙に馴染み、まるで新作点心のようです。
ドリンクは、クスミティーの「ハッピー マインド」「ホワイト ベリーニ」「オンリー スパイス」の3種類をはじめ、薬膳烏龍茶、祁門紅茶、ジャスミン茶から選ぶことができます。華やかな香りのクスミティーと中国茶を料理に合わせて楽しめるので、飲み物もコースの一部。お茶を替えるたびに、料理の印象が少しずつ変わるのも面白く感じました。
90分制のため、最後は少し駆け足になりました。これだけ種類が多く、一品ずつに工夫があると、もっとじっくり味わいたくなります。ただ、お店の方が会計まで少しゆとりを持たせてくださり、実際にはもう少し滞在することができました。

美味しいものが好きな仲間と過ごす時間は人生の楽しみです。
美味しいものが好きな友人たちとたくさん話し、てんてんも可愛がってもらい、可愛くて美味しい料理を囲む。アフタヌーンティーは、料理そのものだけでなく、誰とどんな時間を過ごすかまで含めて楽しむものなのだと、改めて感じた午後でした。







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