3月12日、民進党の初めての党大会が開催されました。
圧巻は来賓の井手英策慶応大学教授のごあいさつでした。
弱者がより弱い者をたたく、分断社会日本の現状を憂え、尊厳のある社会保障の実現を訴える井手先生のお話に身も心も揺さぶられました。
『必死に働くなかで自分自身で明日の暮らしを何とかする、自己責任の社会を僕たちは生きている。
人間同士が分断され、生きることが苦痛と感じるような社会を子どもたちに絶対に残すわけにはいかない。
貧しい人だけでなくあらゆる人の生活を保障していく。
期待できない経済成長に依存するのではなく、将来の不安を取り除けるような新しいモデルを示してこそ、アベノミクスへの対立軸たり得るのではないか。
自己責任の恐怖におびえる国から、生まれてよかったと心底思える国に変えてほしい。』(民進党HPより)
井手先生のスピーチは、至誠の情があふれており、当日のスピーチの中で最も会場の心を鷲づかみにしたものでした。
「すべての人が負担し、すべての人が受益する」という新しいパラダイムを実現するために、私も政治家としての覚悟を決めることができました。
民進党は、スキャンダルたたきだけに力を入れず、今こそ、地道に政策や理念を練り上げ、世に問うていくべきです。
編集部より:このブログは衆議院議員、岸本周平氏の公式ブログ、2017年3月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は、岸本氏のブログをご覧ください。