第一回超人スポーツゲームズ。東京タワーにて開催されました。4競技の超人スポーツ競技会と、6つの新たな超人スポーツの体験会を実施しました。内閣官房オリンピック・パラリンピック基本方針推進調査の支援を得て開催の運びとなりました。
超人スポーツ協会は、2020年、東京オリンピック・パラリンピックと並ぶ超人スポーツ世界大会を開きたいと思っています。そのための競技の開発と選手の育成に向けた号砲、それが超人スポーツゲームズです。
トーナメント競技1、Bubble Jumper / バブルジャンパー
ばねでできた西洋竹馬を足につけてジャンプ力を強化し、弾力性のある透明な球体を上半身に被って、ぶつかり合う超人相撲。
ぴょんぴょんの、ビヨンビヨンで、ドカンドカンです。;
競技2、HADO。
ヘッドマウントディスプレイ、腕にアームセンサーを装着し、AR技術とモーションセンシング技術で「かめはめ波」対戦を実現。フィールドを自由に動き回り、味方と連携して3対3のバトルを繰り広げます。
現実に手足を動かしながら、バーチャルな世界で闘います。ハウステンボスなどで既に実装されています。
競技3、Hover Crosse / ホバークロス。
体重移動のみで操縦できる電動スクータ、HoverTraxを使い、二人のプレイヤーがオフェンスとディフェンスに分かれてフィールドの3つのゴールにボールを入れて得点を競う1on1の球技です。
攻めのテクニック、守りのテクニック。いろんな作戦が生まれてきている模様。
競技4、Carry Otto / キャリオット。
小型モータを手綱で操作する人機一体の競走競技。3歳から80歳まで、車いすの方、知的障碍者を含めみんなが参加できるスポーツ。決勝戦、ゴールの瞬間です。
自作のカートや、普段使っている自分の車イスで疾走するかたも。台車の自由さがこの競技の魅力です。
体験競技1、トリトリ。
岩手県ご当地超スポ。宮沢賢治「銀河鉄道の夜」に登場する「鳥捕り」がモチーフです。ドローンに取り付けられたカメラの映像を見ながら操作し,ターゲットドローンを捕まえることで得点を競います。ドローン競技は、いつか首相官邸で、やりたいぞ。
体験競技2、HADOカート。
対戦形式のARモータースポーツ。ヘッドマウントディスプレイ、モーションセンサーを装着してモビリティを操作しながら、現実世界を背景にバーチャルな魔法を撃ち合います。
乗り物を操縦して敵を撃つ。戦闘機ゲームなどで憧れた世界の実現です。
体験競技3,スライドリフト。
電動アシスト全方向車イスで、ドリフト走行などのテクニックで競い合うレース。小回り、鋭敏な動きができる器用さ、繊細さ、判断力が勝敗を握ります。
車イスでドリフト、というパンクなスリリング。
(テレ朝 上村アナがトライ。)
体験競技4,車椅子ボールシューティング。
腕で投げる代わりに、空気で球を射出する機構を活用し、車イスのかたと健常者が対等にできる球技。1対1の対戦形式で、空気砲で球を敵頭上のネットに入れた数を競います。
車イスのひとはボールを投げるのが難しい、ということを踏まえたマジメなスポーツなのだが、ユルさが笑いを誘います。
体験競技5、ピカリバブル。
LEDを内蔵したバブルサッカー用のバンパーを使用し、2対2のチームでぶつかり合い、フィールド上の拠点を多く獲得する陣取りスポーツ。
体験競技6、ロックハンドバトル。
これも岩手発超スポ。盛岡市・三ツ石神社の説話を元にしたオリジナル漫画に登場する戦闘を再現。大きく重い岩のような腕=ロックハンドをぶつけあい、相手のハンドについている小さなロックを落とす対戦です。
テレ東・WBS、日テレ・スッキリ!!、テレ朝・スーパーJチャンネルなどなど取材多数。ありがとうございました。
編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2017年4月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください。