大阪から日本が変わるか --- 橋下改革の行方

石田 雅彦

地方自治と行政改革、大阪維新。
今年の政界で注目されたのは、間違いなく橋下氏と大阪維新の会でしょう。この「生きるすべ IKIRU-SUBE 柳田充弘ブログ」では、野田内閣の支持率急落から大阪ダブル選挙を分析し、「国政の渋滞と迷走と大阪での改革これがいまの日本の国民感情を高めかつゆさぶっている」と書いている。そして、首相公選制と国民投票の多用が日本を救うのではないか、と提言しています。
一方これは「リベラル21」の広原盛明氏の分析で、橋下氏が政界の「重鎮」たちを「謁見」した報道について、橋下氏が国政レベルでトリックスターになる可能性を危惧。大阪のW選挙は、わりに冷静な大阪の人たちを中央のマスメディアが煽り立てた結果、という意見もあるんだが、毀誉褒貶これだけ評価が分かれる政治家もなかなかいません。
で、表題ブログでは、これからの橋下氏の施策を予想し、2~3年のうちに大阪「都」へ移行するだろうが、それまでの間はずっと選挙期間中のようなものだ、と書いています。
橋下知事の大阪都構想を、きちんと考えてみる
橋下市政の方向性を考える(総論)



公共事業。八ッ場ダム。アーサー・ビナードさんってヒトが話題になってます。この方、ミシガン州出身の在日米国人で中原中也賞も受賞した詩人らしい。ラジオ『吉田照美ソコダイジナトコ』に出演したときの八ッ場ダムをめぐる「カラクリ」発言が取り上げられたんだが、八ッ場ダムは税金で東京電力から利水権を買うことになる、と言っている。表題ブログでは同氏の講演会の発言を紹介。米国人として巨大公共事業について「アメリカ型ムダ儲け主義の産物」と分析。この「アメリカ型ムダ儲け主義」の行く先は、無駄なものをどんどん造って儲け、バブルで膨らませてどんどん儲けていくが、必ず行き詰って恐慌になる、と言っています。で、その最たるものが戦争、というわけです。
ざまあみやがれい!
アーサー・ビナードが語る「アメリカ型ムダ儲け主義」の説明がわかりやすすぎる!ーー軍産複合体・宇宙開発・原発・そして八ッ場ダム

農業。どう改革するのか。言うまでもなく日本の農業には多くの問題点があるんだが、なかなかその改革は進みません。TPPなんかをテコにし、チカラワザで農業を変えていく、という話もあるんだが、じゃどう変えていくのか、という議論がない。このブログでは、日本で大規模集約化は難しい、むしろ農協を改革したり農業関連法を見直したほうがいい、と書いています。
ニコブログ
農業大規模化を推進=TPPにらみ競争力強化

英語力。どうして身につかないのか。このブログ主は理系の方なんだが、今では研究論文のほとんどは英語が主流になっていて、英語力がないとどうしようもできない、という状況になっています。ただ、母国語をちゃんと身につけてこその第二外国語。必要に迫られれば、なんとかしようという気にもなるんでしょうけれど、受験以外のインセンティブを見つけるのはなかなか難しそうです。
大隅典子の仙台通信
英語、どう使う? どう学ぶ?

電力。発送電分離。エネルギーの安定供給目的のため地域独占で過度に守られてきた電力会社の資産は一種の公共財だと思うんだが、このブログでは、発電設備と送電網を分離するのは既定路線ながら方法が問題だ、と書いています。さらに、根本的な問題である総括原価方式の見直しはどこへいっちゃったのか、と嘆息している。とにかく、この「国民の財」をどうするか要注視ということです。
スロウ忍ブログ
政府も電力会社の「発送電分離」を検討開始。

外食。中華。これはちょっとネタひろいに行ってみたくなる店です。あちこちの評価(行列拒否のラーメン日記)をみると、味は平凡という感じなんだが、意外性があっておもしろい。ブログ主が前回に訪問したときのように看板も何もないほうが、さらに楽しめそうです。
空腹時に見てはいけないブログ
上重朋文の店@岸根公園

外国語。呼びかけ方。海外旅行で困惑するのが、ヒトを呼び止めるための言い回しです。だいたいどの国語でも短いワンフレーズでキャッチーな言葉になっている。日本語は「すみません」とか言うし、ハングルでは「チョギヨ(ヨギヨ)」なんだが、英語ではいろいろあって「エクスキューズミー」は長い。「ヘイ(ガイズとか)」あたりか。このブログでは中国語で、特に飲食店で女性店員を呼び止める言い回しを紹介しています。人称代名詞は各国の文化や習慣、関係性によって変わってくるので要注意です。
墨と硯と紙と筆
小姐、小妹

携帯。オサイフ。さらに混乱するかも知れないんだが、ガラパゴスと揶揄されてきた日本の各キャリアが世界標準へ向けて動き始めました。これは「TechCrunch日本版」のNTT Docomo、KDDI auおよびSoftBank Mobileが「日本専用のOsaifu Keitaiシステムから、世界中で使われているタイプAおよびタイプB標準へと切り替えようとしている」という記事。
表題ブログでは、オサイフが一つに集約されるのは難しいかもしれない、とし、ただ亀の歩みでもガラパゴスから抜け出すのを見守りたい、と書いています。
APPGIGA!!
グローバルスマホ全盛時代クルー!?ドコモ、au、ソフトバンクが「NFC」の共通規格採用を目指す協議団体を設立

美容。女性心理。細菌を注射したり、強力な光線を照射したり、手を変え品を変え、女性の美への執念をこれでもかこれでもか、と喚起し続けているのが美容の業界なわけです。効果があるからやるんだろうが、確かにニキビを引き起こす細菌は皮膚癌を抑制する、という研究結果(47NEWS)もあったりするので、一概になんとも言えません。
坂井直樹の”デザインの深読み”
整形手術も感覚的には化粧の延長だ。美容外科は「美人再生ファクトリー」それにしても女性の美への執念には敬服する他ない。

デフレ。電力。なんでもかんでも「下合わせ」には抵抗があるんだが、デフレ経済下では物価も低く抑えられる代わり賃金も上がらない状態が継続します。このブログでは、多少は高価でも高品質のものを評価しなければ、結局は自分たちの首をしめることにつながる、とし、その象徴として「日本の高品質で安定的な電力」を持ち出して電力会社は「デフレにあえぐ社会の希望」ではないか、と書いている。ちょっと牽強付会気味なんだが、電力会社総ワル玉論ばかりの中、目立つ論考であるのは確かです。
非国民通信
私が今まで批判してきたものと、その反対にあるもの

基地問題。環境アセス。妨害行動を予想して評価書を郵送するらしいんだが、地元の利権に群がる勢力が跋扈し、官僚と政治屋が翻弄し、外から入ってきた反対派が煽る、という図式は変わらないようです。
こちらの「沖縄・生物多様性市民ネットのブログ」では、沖縄防衛局による辺野古アセス評価書について、アセス自体に問題がある、と書いている。年末御用納めギリギリの提出で問題を矮小化させようという意図が見え見え、というわけ。
この「クルトンパパのいろいろ日記」というブログでは、沖縄県が認可を出す可能性は低い、とし、普天間が残ってしまう最悪の事態に懸念をあらわしている。
また表題ブログでは、政府や内閣は交代すればいいが、無理筋を押しつけられる地元はたまらない、と書いています。
むらじぃ通信
基地関連 環境影響評価書 騒動