アップル戦略は包囲か逆包囲か

アゴラ編集部

予想を下回る業績、ということで「叩かれている」アップルの決算報告なんだが、紙のメディアは「アップルの勢い鈍化」とか「強まるアップル包囲網」とか「一服感」とか、いろいろ書いています。しかし、ネット上ではわりと冷静な論評が目立つ。
この「ギズモード・ジャパン」は、遠回しに投資家のどん欲ぶりを揶揄しています。期待ハズレ、と言うのは株価のほうだけ、という話。


アップル側は淡々としたモノで、予定通りと言わんばかりに新OS「Moutain Lion」の発売をアナウンス。一方、アップルの新製品については、いろんな予想が出ていて相変わらずの混乱状態。こっちの「MACLALALA2」では、ティム・クックCEOの「ライバルにprice umbrellaは決して残さない」との発言を紹介しています。新規参入余地を残さず、価格帯の面で商品ラインナップを拡げる、というわけ。こうなると「包囲網」ならぬ「逆包囲」だ。このブログは、この発言から小型版のiPadの登場は間違いない、と予想しています。また「ロケットニュース24」の記事では、フランスのサイトで流れたiPhone5の9月21日発売説、というのを紹介。8月7日になんらかの発表がアップルからあるのでは、と書いています。
表題のブログでは、前年比23%増の売上げと20.7%増の純利益を上げているにも関わらず、ネガティブな報道をされるのもアップルならでは、と分析しています。儲け過ぎてるのでやっかみもある、というわけ。IT業界は2、3年で趨勢が一気に変わるとは言え、製品でも価格帯でもライバルを包囲するアップルの一人勝ちはまだしばらく続きそうです。
バフショップスタッフの日記
米アップル4─6月期は売上高が予想下回る、時間外で株価5%下落

マイケル・ジャクソンさんの遺産は、40%が母親のキャサリンさんへ、40%が三人の子どもたちへ、20%は慈善事業へ寄付されることになってるそうです。三人の子どもたちは30歳になったとき、約30億円を相続されるようになってもいるらしい。この後も歌や映像の印税などが入ってくるわけで、莫大なモノになるのは間違いありません。ようするに、相続で揉めてるというお定まりの話です。
ハリウッド・セレブ・ニュース
どうなってる?ジャクソン家に警察出動!祖母キャサリンの無事は確認されたもののいまだに直接話せていないと訴えるパリスちゃん→管財人が子供たちの緊急保護者権請求へ

ゆうちょ銀行も日本郵政もどっちも住宅ローン参入を模索してる、と書いています。国債で低リスクの資金を運用する銀行が、手ぬるい審査でローンをばんばん通し、いっときは住宅バブルになるのかもしれないが、いずれは破綻するんじゃないか、というわけ。中の人たちの声も紹介してるんだが、まだまだ独り立ちできていない組織のようで、おかしなことにならなきゃいいが、と不安ばかり募ります。
Bizトピックス︱キャリコネ
ゆうちょ銀行 住宅ローン参入が射程圏 日本版サブプライムの可能性も

ここ、もとは安川財閥系の私学だったのが国立大学になった、という変わった遺伝子を持つ学校です。炭坑や鉄鋼などを持っていた九州北部らしい工業大学で、ITから環境までのわりと他分野で中堅的な研究をしている。これは同大の宇宙衛星鳳龍が、宇宙空間で高圧発電したという「世界初」の記事。無駄なので誰もやらなかっただけ、という話もあるんだが、学生が打ち上げた衛星というだけでも楽しいです。
(*゚∀゚)ゞカガクニュース隊
九工大の衛星が高圧発電に成功、宇宙最高350ボルト

アイルランドのコンサル企業、アクセンチュアが何やらこれからのITについて解説したようです。ごく普通の人もIT技術を使いこなすようになり、IT自体も各分野の技術が合体融合し、より複雑で多岐な機能を有するようになる。これら技術を活用し、個々人の行動や好みに合致したパーソナルなサービスがきめ細やかにできるようになるそうです。ビッグデータ時代の到来、というわけなんだが、データがいくらあってもそれをどう分析し、ビジネスに活かすか、ということのほうが重要なのは当然です。
computerworld
ソーシャル、クラウド、データ融合など──アクセンチュア、企業の注目ITトレンドを説明

便利なアプリ「Save for Later」なんだが、あとで読む、という項目がどんどん溜まってしまうのはどうしようもない。あとで読む、というのは、いつまでも読まない、のかもしれません。読まずに内容がどんどん頭に入ってくるようなアプリが出るのは、いったいいつのことでしょう。
Tech Crunch 日本版
Pocket、シリーズBにて500万ドルを調達。より広い範囲での「Save for Later」サービス実現を目指す

イランとも連動してるシリア問題が依然コジれまくっています。シリアからイランへゴタゴタが飛び火しかねない。中東情勢には目が離せないんだが、この記事では石油の輸入について書いています。イランへの石油依存度は低くなっていても、前々から言われている通り、ペルシャ湾岸の産油諸国からの輸送が止まったら大変、ということです。
clicccar
ホルムズ海峡の封鎖で「油断」が現実になる!?

農業に対する若い世代の誤解を解き、イメージをより良いモノにする、という目的で、農家の若手たちが新たなプロジェクトを始めた、という記事です。「男前」という言葉は、豆腐から広く使われるようになったと思うんだが、今では女子に対するホメ言葉になってたりします。単なるイケメンじゃダメ。で、この農業男子たちは「男前」らしい。このプロジェクトのキーワードは「CSA(Community Supported Agriculture)」。会員制の農業支援システムのようです。
greenz.jp
ついに始まる、秋田若手農家集団「トラ男」の会員制度「トラ男一家」!あなたもファミリーになりませんか?

ようするに、新しい考え方のエッセンスを手塚作品から抽出しよう、という話なんだが、半世紀以上も前の作品に依存しなきゃならない、というのでは日本もかなり末世感が漂っています。むしろ『ONE PIECE』から新たな製品企画が出てこないのか、とも思う。そういえば、日本企業に足りないのは「覇気」なのかもしれません。
More Access,More Fun!
ソニーは社員に「鉄腕アトム」を読ませるべき。当然経営陣は必読で!

日本コカ・コーラが日本(というか韓国資本)のLINEを使い、オリンピックの応援キャンペーンをする、というブログです。この比較表にはなぜかKakaoTalkが入ってないんだが、LINEはすでにSNSという分類であり、単なるチャットツールではない、ということなんでしょう。KakaoTalkにもスタンプはあるにはあるけど、スタンプ販売で大々的に儲けてるのはLINEだけ。ソーシャルゲームなんかのアバター衣装なんかと同じビジネスモデルです。違うのは企業を「友だち」に追加すると無料で限定スタンプが使える、という点です。SNSに広告料を発生させるうまいアイディア、というわけ。
アドタイ
コカ・コーラがオリンピックで始めるLINEのスタンプ活用とソーシャルレスポンス


アゴラ編集部:石田 雅彦