自殺者が減ったのは誰の手柄か

アゴラ編集部

1998年から続いていた自殺者数が15年ぶりに3万人を切りそうなんだが、おそらくこれは東日本大震災の影響が少なくないと思います。ネット上では、麻生政権の政策効果が「今になって」出てきたとか、民主党政権だから減ったが自民党へ政権交代したらまた増えるとか、いろいろ議論になっている。


この「社会風刺」という前々からパチンコの害悪を訴えているブログでは、自殺者数とパチンコ人口の関係を考えています。どちらも減少しているなら、何か関係があるのかもしれません。しかし、今の選挙に出てる政党や候補者の中にはカジノを作ろう、なんて訴えてる連中もいる。カジノで破産して自殺が増えた、なんて耳にしたくありませんね。
表題のブログでは、自殺者が減った、という記事にも鈍感な世相、というものを諦めに似た境地で書いています。自民党時代の自殺対策の効果もあるだろうし、民主党の弱者へ手厚い政策も影響しているのかもしれない。しかし、国家や行政が一挙的に貧困者を救済する、なんてことはありません。だからといって、一人ひとりの力なども無力に近い。3万人、という数と、それぞれの自殺者の顔が、どうも頭の中で重ならないもどかしさ、というのも確かにあります。
総選挙まで一週間足らず。トンネル崩落事故や東北での地震など、いろんなことが起き、それらを特定の投票行動へつなげたがる勢力もいるんだが、あくまで冷静に事実を眺めて判断しましょう。
トヨタ期間従業員に行こう
蜘蛛の糸、普門寺の紅葉(紅葉2012年)


禁断の第4戦!マニー・パッキャオ対ファン・マヌエル・マルケス
ボクシングファン.net
これ、観てました。6ラウンドのマニー・パッキャオ選手は、明らかに「足」にきていた。最後にカウンターをくらう場面も、なにか「死中へ飛び込んでいく」ような格好でパンチを受けている。この記事では、KO勝ちを宿命づけられた者(パッキャオ)と判定でも勝てばいい者(ファン・マヌエル・マルケス)との違い、と分析。確かにパッキャオ選手には焦りのようなものが見えました。ようするに、彼はボクシング以外に背負っているものが大き過ぎる。しかし、試合後に語っていた「第五戦があるかも」というのは冗談でしょうか。

オンラインでもダメならやっぱり新聞は終わりじゃないの? — Is this the end of online newspapers?
Books and the City
紙の新聞や雑誌、書籍にはそれなりの良さがあるもんなんだが、そのアドバンテージってのはわりと曖昧なもんです。なきゃないですんじゃう。一方、デジタル端末で読む新聞や雑誌にも限界がある。なんだか、どちらもまだ最善のものを提案してないような気がします。紙メディアにも可能性はあると思うんだが。

アメリカが尖閣問題で日本支持を表明したことに対する中国の反応
政治学に関係するものらしきもの
庶民というのは日々の生活で忙しいんで、面倒なことは政治や行政のプロにまかせちゃいます。そのために唯々諾々と税金を払ってるようなもんだ。これはどこの政体でも同じで、むしろ中国人のほうが「革命」については歴史も経験もある。気にくわないなら引っくり返して天の命じるままに行動する。日本人ってのは、そうした経験が皆無なので、どうもまだ「オカミには逆らっちゃいけない」という気分が残っています。中国の政府というのは、そうした国民に覚醒されると怖いんで単純な構図の話しかしませんね。

「恋愛禁止なんて言ったっけ?」秋元康のブレブレ発言に見え隠れする策略
メンズサイゾー
いろんな芸能界の風習やら力関係で、基本的にタレントは自分ところから人んちのダクションへ貸し出してる体裁を取らざるを得ないから、万全なタレント管理なんてなかなかできません。「恋愛禁止」なんてのも古くさい業界の風習なわけで、ファンでそんなの信じてる連中なんてまだいるのか、というレベル。幻想です。つまり、プロデューサーもタレントもファンも予定調和的な幻想の中で生きているのが芸能界だから、現実世界に直面すると発言がブレるのは必然です。

選挙の基本
田中良紹の「国会探検」
今さら言うまでもないんだが、今回の総選挙する大前提の理由は「消費税増税の是非を国民に問う」ということです。民自公のいわゆる三党合意に従って解散総選挙になったわけだから当然そうです。だから根本の争点は「消費税増税」であるべき、と書いているブログです。消費税増税を掲げた民自公とそれに反対する党派との対決、という図式だが、どこもそんなことを争って選挙戦をやってません。これは大いなる欺まんなんだが、マスメディアも含めて全員が知らんふりを決め込んでいる。不幸なことです。

Has Facebook Found Its Next Instagram?
Mashable
FacebookがInstagramを買収して話題になったのが上場前だったんだが、今度は「WhatsApp」ってアプリに食指を動かしているらしい。このアプリは「LINE」みたいにチャットをするためのものです。この記事ではTechCrunchの記事から、その可能性を探っている。買収が可能かどうか、WhatsAppの評価額が問題になりそうなんだが、そのへんはちょっと未知数ということ。火のないところにウワサは立たないんだが、どうなるか、ちょっと要注視、というわけです。

星一徹がクリスマスパーティーに激怒 「巨人の星」第92話を聖夜にニコ生で配信
RBB TODAY
あ~そんな回もあったな、と思い出す逸話です。すでにプロ野球選手になり、契約更改の時期に悩む飛雄馬、というわけです。これは原作マンガにはない逸話で、アニメ版で飛雄馬がクリスマスパーティを企画するんだが誰も来なかった、という寂しい話。しかし、球団提示の6割アップを蹴って倍額を要求、というのが、なにやら飛雄馬らしいのかそうでないのか、という感じです。この記事ではニコ生が上映会をやる、と書いている。クリスマスにニコ生を観る、というのが新しい庶民の楽しみなんでしょうか。

グレープフルーツと薬の飲み合わせに注意  17種類から43種類に急増
(*゚∀゚)ゞカガクニュース隊
食い合わせ(合食禁)で有名なのは、ウナギと梅干し、天ぷらとスイカなんかです。今の季節だと鮭とイクラですか。親子丼なんかの親子関係タブーはけっこうある。この記事では、グレープフルーツと薬剤の組み合わせの危険性を警告しています。グレープフルーツってのは、薬剤を吸収する酵素の働きを妨害するらしい。このネット上の書き込みを読むと、柑橘類には同じような作用があるんだそうです。

PSYより芋洗坂!
らあめんひばりやのブログ
YouTubeの再生回数で記録を塗り替えたり、全米トップチャートを席巻したりと、このPSYというアーティスト、なにかと話題になってるそうなんだが、日本ではほとんど耳にしないし目にも入ってきません。それはナゼか、という話なんだが、単純に目新しさがない、ということらしい。しかし、日本に限らず、米国はもちろん世界中に「変なオッサンのアーティスト」はいるはず。免疫がないわけもなく、日本で受け入れられないという謎は深まるばかりです。


アゴラ編集部:石田 雅彦