日本企業はどこも青息吐息なんだが、ソフトバンクだけは相変わらず景気のいい様子で振る舞ってます。来年の飛躍を見越してか市場動向を期待してか、ここにきて一気呵成の攻勢に出ている感がある。量は質に転化する、というわけで、なりふり構わず巨大化へ驀進中です。
この「WEB2.0とパソコン講座」というブログでは、ソフトバンクのテザリング開始を手放しで喜んでます。個人的にはまだ4sなんで関係ないし、ほとんどポケットWi-Fiでつないでて3Gは使ってないのであまり意味はない。この記事を読んでも、条件のいい場所では速いらしいがやはりSB仕様で電波状態の悪いところでは使えなさそうです。なんかまだまだネットの通信環境ってのは発展途上だな、と思う。
一方、孫社長はさらに次の手を打っています。表題の記事では「Sprintが株式の過半を保有する高速無線サービス企業のClearwireの残りの株式も取得し、完全子会社化する。これにより、ソフトバンクによるSprint買収が完了すれば、ソフトバンクは米国に広大なTD-LTE網を獲得することになる」と書いている。ソフトバンクによるSprintの買収は現状「待った」をかけられてる状態なんだが、米国政府が日本企業の進出を歓迎するかどうか、ということ。要件を満たしていれば承認されるはずなので、Sprintのフライング、じゃないでしょう。
逆に言えば、Sprintの立て直しと米政府の承認は折り込み済み、というわけで、世界へ打って出る孫社長の「賭け」はこれで大きく前進しそうです。
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Softbankが買収するSprint、高速無線サービスのClearwireを22億ドルで完全子会社化
BMW 4シリーズがまもなく登場か?
clicccar
その昔、三菱が強引にディアマンテを出したのは、三菱グループで部課長クラスの乗るクルマがない、ということが主な理由だったらしいんだが、あれは財閥系の愚かさを象徴するような商品開発だったわけです。そういや、デボネア、なんて重役専用車もあった。ラインナップの穴を埋める、というのは商品構成でよく行われます。BMについていえば1シリーズの登場で各グレードが押し上げられた感があります。3シリーズなんか、あれでけっこうデカい。5シリーズの間を埋める「4」というわけなんだが、これスポーツ仕様です。でも、日本ではあまり売れそうもありません。
生死不明の100歳以上
Matimulog
高齢者の問題、というのは弱者の問題でもあるわけなんだが、今回の政権交代では経済最優先の論理がまかり通ったわけで、その結果、弱者切り捨て政策が行われるかもしれません。少なくともここ十数年は少子高齢化が進み、このブログが危惧する「死んでるのか生きてるのかもわからない高齢者」も増えていくんだと思います。
これは助かる…!赤ちゃんがピタッと泣き止むAndroidアプリ8選
APPREVIEW
公共交通機関なんかに泣き続ける赤子が乗ってたりすると、いろんな意味で落ち着かなくなります。泣き止ませることができたらいいな、と思うんだが、ここで紹介されてるアプリ、ほとんどが音を発して興味をひくモノじゃん。むしろ、この音のほうが周囲を苛立たせないか。その中で、クマのいないいないばあ、は画像だけでも赤子の目をひきそうです。
この傘なら、台風の日でも髪が濡れないかも!? 「Rain Shield」
ギズモード・ジャパン
もう冬だし当分の間、横殴りの雨、というのはそうなさそうなんだが、この傘、そりゃ髪の毛は濡れないかもしれんが下半身はズブ濡れです。頭部だけ雨を避けられればいい、という思い切った発想だ。この「傘」というモノ、クルマのワイパーと同様、まだまだ改良の余地がありそう。画期的な発明であなたも大金持ちになりませんか。
『007 スカイフォール』にアカデミー賞候補の可能性が浮上!その理由とは?
シネマトゥデイ
この作品、確かに質は高いです。物語もそう複雑じゃないんだが深みがある。確かにこれまでの「007」作品にはない「芸術性」があるのかもしれません。ちょっとした疑問は「M」に復讐する元エージェントの動機とボンドが現役に固執する理由がやや希薄、というところか。それにしても、この記事の「理由」っていったいなんなんだ。
別人になりすましてみると、いろいろと学べることがある
ライフハッカー日本版
で、こっちは、スパイになる方法、です。記事の中で紹介されている「SPY MUSEUM」がおもしろそう。こうした方法を利用して誰かをだまして利益を得たら詐欺と紙一重、というか詐欺になるので要注意。他人に思い違いをさせ、自分を別人として遇するように仕向けるのはセーフか。しかし、ジェームズ・ボンドってほとんど自分をさらけだしてるんだが、大丈夫なのか、とよく思います。
新宿二丁目デビューしたい方はまず「観光バー」に行ってみよう!
Pouch
個人的には好きな世界です。今はそうでもないんだが以前はよく行ってました。行きつけの店は名物の「ママ」がいて楽しかったなぁ。大騒ぎ系はあまり好きじゃない。記事にも書かれてるんだが、この手にはいろんなルールがあるいろんなタイプの店があって難度が高いのも事実です。この「UsideWoman」を読むとか、ネットでググると「観光バー」ってのが出てくる。ちなみに私はノンケです。
U.S.GREEはレイオフ後, 社員の多くを東京本社へ─極集中─同社社内メモより
Tech Crunch 日本版
日本のゲーム業界がドメスティック、というのはよく聞かれることなんだが、日本でヒットしたゲームをそのまま海外へ持って行ってもダメ、というわけです。GREEといえば、飛ぶ鳥を落とす勢い、だったんだが、コンプガチャ騒動やゲーム規制などを受けてここんところ低調気味。米国のGREE支社も梃子入れのためなのか、人員整理をする、とアナウンスが入ってきました。安易に買収したゲームインフラを勝手に閉じちゃうことでユーザーの怒りを買ったりしてるようです。コレ、実質的な「撤収」なんでしょうか。
CD不況・・・CDが売れなくなった
オリキャラ喫茶一刻舘
なかなか興味深いブログです。目立たなきゃ売れない、というわけなんだが、ここに書かれている「椎名林檎が売れたら他社が矢井田瞳を出し宇多田ヒカルが売れたら他社が倉木麻衣を出しaikoが売れたら他社が大塚愛を出し自分たちでコンテンツ食いつぶしておきながら」とか「1990年代の後半J-popバブルがおきてマーケット屋広告屋イベント屋が大勢乗り込んできて利益の大半を吸い取る業界構造に成り下がった」とか、業界の中の人は、ウサギの逆立ち、でしょうね。しかし、参入壁を高くすれば叩かれ、開放すれば夜盗が入ってきて利益が下がり、出版界や農業も含めて人ごとじゃありません。
アゴラ編集部:石田 雅彦