中国からスモッグがやって来る!

アゴラ編集部

西日本まで到達した中国発のスモッグは大迷惑です。中国本土のスモッグは、日本の総面積の3.5倍以上をおおっている、なんて報道もあるし、このスモッグは発がん性物質も大量に含んでいるらしい。原発事故で日本は放射性物質をバラまいた、なんて批難されたんだがこれじゃ人のことは言えません。新鮮な空気の缶詰が売り出されたり、空港や高速道路も視界不良で閉鎖され、大変なことになってる。このGIZMODO」の記事では、現地からの写真を紹介し、まるで映画『ブレードランナー』の世界、なんて書かれています。


この「Blog vs. Media 時評」では、皮肉にも青空がスクリーンに映し出された天安門広場の様子やスモッグの粒子が絶縁体に貼り付き、閃光を発して運航不能になった高速鉄道などを紹介。一方こっちの「masakunの日記」では、落ち着け冷静になれ、と言っている。このスモッグ、ただちに健康に害があるわけじゃないようです。

表題ブログでは、北京市の対策を紹介してるんだが焼け石に水な感じです。スモッグの主な原因は、石炭を燃やしてる火力発電、そして車の排気ガスらしい。急速な経済発展の暗黒面が一気に出てきた様相を呈しているんだが、経済活動を犠牲にして強制的に発電所や車の利用を制限できるのか、共産党政権下でもなかなか悩ましいところです。
忘却からの帰還
自動車利用抑制で大気汚染を乗り切ろうとする北京


ドラマ「メイドイン・ジャパン」に見る日本のモノ作りの歪みとは ?
clicccar
どうも暗中模索状態の日本経済なんだが、こうしたドラマが作られる、というのも昔日の栄華を振り返るという懐古趣味的な感じがします。このドラマ、キーワードは「電池」なんだが、画期的な電池を開発できれば日本企業の再生も夢じゃない。しかし、基礎研究を丸投げし、自社の中央研究所がガランドウじゃなかなか難しいかもしれません。

欧州11か国がトービン税を導入
壊れる前に…
いわゆるトービン税(金融取引税)について書いているブログです。韓国でも外国為替取引に課税しようという案が出ているらしい。EUの11カ国が先行して導入するということなんだが、日本が蚊帳の外に置かれてニワカな動きです。今の日本政府の政策とは真逆の税制でもあり、マスメディアは確かにあまり報道しません。こんなことニュースにしたら、ようやく株価も上がり、景気も浮ついてきた状況に冷水を浴びせかねないんだが、そんな深謀遠慮な姿勢で報道していいのか、というのも問題です。

これはどうやって描いているでしょうか?想像を超える手法です。
坂井直樹のデザインの深読み
韓国のアーティスト「Seung Mo Park」って人の作品です。ちょっと実物を見てみないとわからないんじゃないかと思うんだが、立体っぽい感じになってるらしい。それにしても制作過程の動画をみると、素材を撮影するスタッフや機材の大げさなことにビックリ。手間暇かけたわりに、という危険をものともしない姿勢が見事です。

ノートパソコンが売れない。。タブレット売れているの?
WEB2.0とパソコン講座
タブレットで充分、ということは、これまで使ってた機器が、性能や機能が高過ぎ多過ぎ、ということなんでしょうか。このブログでは、マウスとキーボードを使って何かコンテンツめいたものを作り出す作業の大切さを再確認したほうがいい、と書いている。タブレットではそうした作業がなかなかできないんじゃないか、スキルが落ちてしまうんじゃないか、ということ。このままだと、機器を使うんじゃなく、機器に使われてる状態に陥る危険性があります。

マルクスを超訳してみる 『キリスト教は邪教です!』に刺激受けて
紙屋研究所
1864年にマルクスが書いた「国際労働者協会(インターナショナル)創立宣言」ってのは、最後の言葉「Proletarians of all countries, unite!」が有名なんだが、英訳だと「Proletarians」が「Workers」になってたりします。「Proletariat(プロレタリアート)」なんて今の人は知らないんだろう。この言葉、もとは古代ローマ時代の最下層民を意味していたらしい。このブログの「超訳」はなかなか威勢がいい感じで、マルクスもこんな口調でオルグしてたのかもしれません。それにしてもこれを読むと150年前と今もそう変わらんね。

【新聞社が炎上商法?】中日新聞のチンピラ・コラム!?「調子にのりすぎるなよアベノミクス」-原文ママ-
とれまがニュース
アベノミクスに対しては、好意的な論調で解説してるところもあるんだが、マスメディアも与党迎合と批判に分かれているようです。この記事では、大手マスメディアもネット掲示板化したのか、と呆れているんだが、これじゃいくら批判しようとしても逆効果です。最近ではアルジェリア人質事件での実名報道が話題になり、ネット上を中心にしてマスメディアの姿勢に対して批判的な意見も多くみられました。マスメディアに対する人たちの視点も少しずつ変化しつています。

ファッションで世界は救えない、がテーマのモードファッション誌。次号のテーマは「ファッション×売春」
sense of medium
「衣食住」なんて言うように衣服は人間らしさの象徴みたいなもんなんだが、着飾るファッションが何らかの悪い影響を与えることに我慢ならない人もいます。ファッションよりずっと悪影響をバラまく存在なんて、もっとたくさんあるんだし、意識し過ぎなんじゃないか、とも思うんだが、まず隗より始めよ、なんでしょうか。「性の商品化」というのも古今東西、人類史より長いわけで、ずいぶんと重たいテーマを設定するもんです。

世界の「報道の自由度」を視覚化した地図「Freedom of the Press 2012」
インターネットコム
このブログで紹介されてるFreedom of the Pressの地図を眺めているとなかなか興味深いことに気づきます。アフリカ諸国の中では、ガーナ、そしてフランスが軍事介入したマリが日本や欧米と同じ緑になっている。ざっと見ても緑の面積が驚くほど狭い。また、国境なき記者団のランキングによると、2011年から2012年の日本は22位、2013年のランキングは福島第一原発の報道内容が影響してるらしいんだが南アフリカ(52位)より低い53位に急落、というのがニュースにもなりました。

ソニー、新型ラジオレコーダーを発売 ネットラジオの予約録音にも対応
ガジェット速報
ネットラジオが便利、ということで聴いてる人も増えてるようです。ソニーはもともとラジオ屋だったし、今でもソニー製のラジオは高く評価されてます。ほかの製品が「ソニーテイスト」と揶揄されるように、保障期限が切れた途端に壊れる、なんててことが不思議にラジオではあまり起きない。しかし、このラジオ、ちょっと値段が高いな。


アゴラ編集部:石田 雅彦