リフレ派のヴァーチャルエコノミー

小幡 績

リフレはヤバいを出したせいで、リフレ派から激しい攻撃を受けるようになった。

もともと、リフレには強く反対しているから、いまさらどうして、ということもあるが、この本の影響力があるということだろう。

実際、ネット上では、書評を含めいろいろ攻撃を受け、身の危険を感じるほどだ。

しかし、一方、リアルには、何の危険もなく、家族を匿う必要もなさそうだ。

リフレ派の問題点はここに表れている。

彼らの主張、批判は、ネット上、あるいは仮想上のモノであって、リアルには根拠が無く、実体の無いものなのだ。

そうか。

だから、彼らは、マネーというリアルと関係ないモノにこだわり、モノという実体には触れずにいるのか。

池田信夫氏は、リフレ派はマイクロファウンデーションがないというが、それより前に、実体がないというのがリフレ派の本質なのだ。

だから、すべてを貨幣的現象と称して片付けるのだ。

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しかし、より重要なのは、池田信夫氏が指摘するようにミクロとマクロのギャップである。

私は、池田氏とは、別の見解を持っている。それを次のエントリーで考えたいと思う