中国人民解放軍サイバー部隊の本拠地が白日のもとに

アゴラ編集部

この世界ではあちこちでサイバー攻撃の応酬がひそかに繰り広げられているようです。昨日はアップルがハッキングされて大騒ぎになりました。中国の人民解放軍の関与が取り沙汰されてるんだが、中国側は「我々も被害者だ」と反論。これだけネットが普及し、スマホがないと夜も日も明けない時代にかなり不安なことです。この「うさみのりやのブログGT~三十路の元官僚、社会起業家を目指すの巻~」というブログでは、サイバー戦争で最強なのは実は「北朝鮮」と書いている。なぜなら、攻撃能力では非力ながら、国内にネット環境があまり整備されてないせいで防御がたやすいから、だそうです。


また「ギズモード・ジャパン」は、サイバー攻撃の本拠地、上海にある中国人民解放軍総参謀部第三部(技術偵察部)のあるビルを紹介。中国からハッカー攻撃を受けた際のモニター画面の動画も掲載し、知らず知らずに最前線にさらされている実情を報告しています。上海の当該ビル周辺は物々しい雰囲気で騒然としているらしい。メディアが写真を撮るとメモリーを消されたりしているそうです。

表題のブログもニューヨークタイムズの記事を引用し、サイバー攻撃の9割が人民解放軍「61398」部隊(上記の技術偵察部と同じ)の本部から行われていた、と書いています。さらに、米国のサイバーコンサルタント氏の言葉として、米国の電力網はサイバー攻撃に脆弱、と警告し、22日に行われる日米首脳会談でも議題に上る可能性を示唆しています。

電力網といえば、昨今話題のスマートメーターなどのネットセキュリティも問題になりそう。あらゆる電気製品がネットにつながることになれば、大規模な攻撃を受けたらインフラを含めて壊滅的な打撃を受けるでしょう。米国もサイバーセキュリティ、マルウエア対策に本腰をいれるようなんだが、日本も遠隔操作ウイルス容疑者に振り回されてる場合じゃありません。
日比野庵 本館
サイバー真珠湾61398


カード社会の行く末?小学生でもデビットカード払い
PUNTA
どうも日本では普及しそうもないデビットカード。なんたってこっちにはSuicaやICOCA、SUGOCAなどが財布代わりになってます。さらに今年の3月23日からは全国十種類の交通系ICカードが相互利用できるようになる。ノルウェーでは子どももデビットカードを持てるようになりつつあり、議論が巻き起こってるようです。そういえば、この「DREAM SEED」で紹介されてるようにAmazonでもSuicaで買い物ができるようになるし、日本の交通系ICカードのほうには同じような問題はないんでしょうか。

空間除菌は可能なのか?、指摘される二酸化塩素の危険性
QLifePro医療ニュース
「空気を清浄する」という触れ込みの製品が大ヒットしているようです。これでシャープも巻き返せるか、というわけで中国でも高価な日本製空気清浄機が飛ぶように売れてるらしい。PM2.5のようなチリやホコリも怖いんだが、パンデミックを引き起こす空気中のウイルスも恐ろしい。最近、二酸化塩素を放出し、空気中を滅菌する装置が出回っています。この記事では、高濃度の二酸化塩素は毒物、と書いている。さらに、はっきり効果効能をうたっている製品は薬事法に引っかかるかもしれないようです。過度に頼るのは禁物です。

オリンピックの「競技」、「種別」、「種目」の違いについて
longlowの日記
なるほどぉ、こうした疑問はけっこうスルーしがちです。なんとなく使っている言葉でも、意味や内容がずいぶん違っていたりする。あくまでオリンピック憲章における区分。日本ではにわかにレスリングの採用可否の問題がクローズアップされています。このブログによれば、レスリングは、グレコローマンとフリースタイルの2種別があり、18種目(男子14、女子4)になっている。馬術は男女別がなく6種目。セーリングなど日本選手の上位活躍がない競技については、やはり日本ではあまりよく知られていないようです。

リアル「信長のシェフ」~料理人・坪内某の話
今日は何の日?徒然日記
このドラマ、荒唐無稽ぶりが徹底していてなかなか面白いです。タモリ倶楽部の前なので、時間が早いとたまに見たりします。現代のシェフが織田信長の時代へタイムスリップし、信長に重用されながら活躍する、という内容。主演はジャニーズ事務所のグループKis-My-Ft2の玉森裕太。三月で打ち切りが決まったフジテレビの『アイアンシェフ』も、これくらい思い切ったことをしたら良かったと思います。このブログでは、実際に信長に料理を出し、信長に恥をかかせた坪内という男の逸話を紹介。こっちもなかなか興味深いです。

「“パンドラの箱”が開いた!?──背景にファミリー企業群から自由連合への貸付金77億円の処理を巡る対立」
週刊0510
なるほどぉ、こういう背景があったのか、と合点のいく記事です。東洋経済でも同じような視点の記事があったんだが、虚実は不明ながら、いかにもありそうな話ではある。どうやらネット上では能宗克行氏のシンパが動いているようです。自民党の一議員が更迭されただけではすまない事件になりかもしれません。

Thousands using GPS jammers on UK roads pose risks, say experts
The Guardian
我々の生活にGPSがどんどん入り込んできています。航空管制などでもGPSに依存する割合は大きい。航空機が自分の位置を把握するためにもGPSが使われています。これはスマホやカーナビでも必須な技術なんだが、英国ではGPS妨害装置がたくさん存在しているらしい。テロリストがいずれこれらを使うようになるのも現実的、というわけです。

説明下手のバイトに説明のやりかたを教えるために悩んでいる
24時間残念営業
これを読んで身につまされる人も多いかもしれません。こうした子がこれからドンドン増えてきそうな予感。末端のバイトだった子が仕事を覚え、まがりなりに責任のあるポジションに上がってきた、というシチュエーションです。コミュニケーション障害どころではない、さらに前段の話になっている。このブログを書いてる本人でさえ、人に言葉で何かを説明するより、ブログみたいにキーボードを叩いて文章を送ったほうが楽だと言っています。双方向じゃない単一方向のコミュニケーションに慣れるとこうなってしまうんでしょう。

老舗そば屋「かんだやぶそば」火災 Twitterに生々しい現場の写真や悲しみの声
ねとらぼ
蕎麦屋というのは木造で趣のある店が風情があっていいです。大阪起源の虎ノ門「砂場」は1923年製。神田の「やぶそば」もその一つでこっちもナゼか1923年に建てられたそうです。ようするに大正12年の関東大震災のあとの建造物というわけ。その「やぶそば」が火事になってほぼ全焼状態になってしまいました。個人的には近所の「まつや」のほうが好みだったりするんだが、再び「やぶそば」の老舗ムードを再開させてほしいものです。

日銀が国債の長期金利1.5%以内に抑えると宣言すべき
日本経済をボロボロにする人々
名目上、株価が上がったような気がしても実態経済がともなわなければ企業業績も上がらず、税収の増加も見込めず、財政再建は遠のくばかりで国債の信用度も風前の灯火か、と書いているブログです。金融恐慌かハイパーインフレか、という究極の選択しかない、というわけなんだが、果たしてどうなるんでしょうか。燃料や食糧を備蓄しておけ、と危機感をかなり煽っている内容なんだが、一年後の日本を予測できないというのは恐ろしいことです。


アゴラ編集部:石田 雅彦