アップルはなぜ中国に謝ったのか

アゴラ編集部

アップルの社長が中国に謝ったそうです。政治家や役人がのさばってる中国で商売するのも楽じゃない。だけど市場がバカでかいんで、とりあえず謝っとけ、という感じでしょうか。この「DS PSP初心者用講座」というブログに書かれてるように、中国では連日のようにアップルのサービス批判が続いていました。人民日報が社説で取り上げるというのでもわかるように、この騒動、なにか裏がありそうです。

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こっちの「IBTimes」の記事に書かれてるように、中国政府ってのは、日本批判、日本製品ボイコットのときもネット上で人々を煽り立ててたわけで、今度はアップルバッシングか、ご同慶の至りという次第。表題の記事では、延々と続いていたマスメディアやネット上のアップル批判に政府が重い腰を上げた、と書いています。マッチポンプの見え見えデキレースなんだが、どうやらアップルの対応にもかなり問題があったらしい。アップルに対しては「サムスンに謝れ」という判決が出たりして、最近、踏んだり蹴ったりです。ティム・クックCEOの中国への謝罪も転ばぬ先の杖なのか、それとも同社が瀕している危機への恐れからか、この問題は今後、要注視です。
Computerworld
中国当局、アップルの顧客サービスの「違法性」を調査


アジャイル型恋愛がダメだと思う7つの理由
ハートマーク・アイティ
IT用語でちまたの話題を考えるブログです。だから、牽強付会な面もしょうがない。アジャイル(agile)ってのは「俊敏な」という意味のIT用語です。どいうも融通無碍や柔軟性なんて感覚も含まれているらしい。プログラム開発なんかで使われてる用語なので、アジャイル型恋愛って言葉が人口に膾炙なんてしてませんので要注意。滝が上から下へ流れるような後戻りできない「ウォーターフォール型恋愛」に対比しています。ようするに、恋愛なんて深く考えず気軽にせい、ということなんでしょう。

【((((゚Д゚))))】絶滅した動物達の再生がついに現実味?!「アレとかコレも・・・」【海外反応】
劇訳表示。
マイケル・クライトンのSF小説『ジュラシック・パーク』では、絶滅した恐竜の遺伝子を封印された琥珀の中から撮りだし、遺伝子操作で現代に恐竜をよみがえらせたわけです。ジュラシック、といいつつ出てくるのは白亜紀の恐竜ばかりだったりするんだが、この記事では米国の雑誌社ナショナルジオグラフィックで真剣に絶滅動物の復活が議論されてるらしい。このプロジェクトでは、何億年も前の種ではなく、ごく最近、惜しまれつつ絶滅した動物種、たとえば、肉食の有袋類フクロオオカミや飛べない鳥ドードー、巨大な鳥のモアなんかをよみがえらせるそうです。

なぜ、個人のブログが影響力を増しているのか — How toと啓発的内容を求める読者
nkt.com
すでに終了してるmixiはもちろん、FacebookやTwtterに代表されるSNS時代はすでに終了の兆しがあり、そのせいか「これからはブログだぜ」とあちこちで狼煙が上がってるんだが、このブログもその一つです。SNSには有名人や成功者が多くいて、彼らの語る「成功体験」や「How to」ばかりで読み手が自分の頭で考えなくなっている、と書いています。その結果、個人ブログに注目が集まっている、というわけなんでしょう。しかし、自分の頭で考えない人はいつまでたっても同じなんじゃないか、とも思います。

「花粉症の人は恋をする」:そのメカニズムを解明
WIRED.jp
これ、昨日、飲んでたら酒場で話題になってました。我々ヒトにはフェロモンを感知する鋤鼻器官(ヤコブソン器官)ってのが退化してなくなってる、と言われています。しかしフェロモン的なものやそれを感知できる感覚はまだ残ってるらしい。たとえば、女子寮で生理の周期が一致していくドミトリー効果が有名です。この記事によると、花粉症の患者の鼻腔にフェロモンを感知する細胞が誕生してるのではないか、という研究を紹介。その結果、恋愛しやすくなるらしいんだが、そうなると少子化対策になるんでしょうか。研究者は、花粉症がヒトや生物の体を改造するほど脅威なことにこそ着目すべき、と言っているようです。

twitterに学なるすまし投稿対策
徳丸浩の日記
ネット選挙、というのは、ネットで投票できない時点で詐称っぽいと思いますが、それはさておき、ネットで選挙活動ができるようになると「なりすまし」対策が重要になってきます。このブログでは、Twitterでの対策を紹介。かなり専門的な用語が並んでますが、IDとパスワードを盗まれたりする場合には対抗策はなさそうです。

TPP
ガメ・オベールの日本語練習帳v_大庭亀夫の休日
ニュージーランド在住の日本語の上手な外国人がTPPについて書いてるブログです。どうしてニュージーランドでTPPが考えられたのか、それが現状の日本にそぐうものか、そぐわないものか、いろいろと興味深い。国家、というものを問い直す契機になるかもしれないんだが、熟考してる時間はそうなさそうです。時間があまりない中で、ニュージーランドやシンガポールなんかが作り今や米国が推し進めてる多国間貿易条約が日本にとってどういう意味があるか、よくよく考えたほうがいい。こんな規制ばかりの強烈な官僚国家が、政府を小さくしてグローバルな競争の中へ飛び込んでいくことって可能なんでしょうかね。

Google Mapで宝探し! グーグルがエイプリルフールに仕掛けた謎解きゲーム
mifdesign_antenna
昨日はネット上でいろんな「ウソ」が飛び交ってました。GoogleがYouTubeを終了させる、というのはけっこうまことしやかに流布。この記事では、ウソではない企画を紹介しています。いったい何が見つかるのか、記事の最後にGoogle Readerか、と書いてあるんだが、ブログ書きにとって切実な願いなのかもしれません。

いざという時、電池切れでAEDが動かない…国が改善求める
QLife Pro
街のアチコチに設置されてるAED(自動体外式除細動器)なんだが、電池切れで使えないものが出て来始めている、という記事です。確かに、あれって電池で動くはず。電池切れもそうだし、故障している機器が放置されてる、ってこともあるようです。使われる電池は、市販のものではなく専用の特殊電池なので専門家や技術者による定期的なメンテナンスが必要、とうわけです。

危機意識とサムソンの話
Fumi’s Travelblog
けっこう長いブログです。その大半は英訳なんだが、韓国人にとってサムソンはすでに「第二の国家」になってしまっている、というところが興味深い。中央日報もサムソンの影響をかなり受けているし、サムソンの病院だってあちこちにあります。IMF危機で唯一、生き残りを許された企業、とも言えるわけで、第二の政府になるのは当然かもしれません。その昔、エコノミックアニマル、と呼ばれた日本人はすでにアニマルではなくなり草食化っちゅうか昆虫化している。サムソンもいずれは被捕食者になってしまうんでしょうか。


アゴラ編集部:石田 雅彦