突如として靖国参拝問題が勃発し、ネット上でも喧々囂々侃々諤々の意見が飛び交っています。この問題はつまるところ「A級戦犯合祀」に行き着く、と思うんだが「闇株新聞」では、A級戦犯合祀と昭和天皇の「不快感」について書いています。合祀以前に靖国神社へ参拝していた天皇がそれ以降していません。しかし、その理由ははっきりしていない。A級戦犯の名誉回復イコール太平洋戦争肯定、という文脈になるので、ならぬものはならぬ、と主張する人も出てくるんでしょう。ただ、この問題について中韓がとやかく言ってくるのはどうよ、と首を傾げる人も多い。政府やマスメディアも過剰反応し過ぎ、という声もあります。
この「依存症の独り言」では、日中韓の外交摩擦を煽り立てる現政権を批判した朝日新聞に噛みついています。中韓の態度のほうが異常、というわけ。また、こっちの「ミーチャンハーチャン」というブログも火に油を注いでいるのは朝日新聞、と手厳しい。ようするに、朝日新聞は獅子身中の虫なんじゃないか、ということです。
マスメディアもビジネスなんで、敵意を煽って戦争へ引っ張って行ったりもすれば、体制批判のポーズをとりつつ利敵行為まがいのこともします。逆の立場から「世に倦む日日」も国内問題であるはずの靖国参拝を外交問題にすり替えている、とマスメディアを批判しています。確かに靖国参拝については我々日本人の中でより議論が必要な問題であり、外国からとやかく言われる筋合いの問題ではすでにない、と思います。
表題ブログでは、領土問題でここまでコジレた日中韓の関係なんだから、これ以上、悪化のしようがない、という点について解説しています。すでに第二次世界大戦による賠償問題は各国間で解決済みであり、戦後70年もたとうとしている今、当時の世代はすでにほとんどが鬼籍に入っている。もう過去にこだわるのではなく未来に向かって互いに言いたいことを言い合って向かい合わないとダメ、というわけです。過去の問題をことさら騒ぎ立てたり、国内問題を外交問題にすり替えて本質的な議論を避けているマスメディアへの批判と同時に、日本は隣国に過度な気を遣わずにすむような立場を構築すべき、と思います。
政治学に関係するものらしきもの
靖国参拝で中国が韓国と日本を批判、その他の国は2
靴屋とデータマイニングと季節外れの冬物衣料
あんちべ!
マーケティングでは伝説のウソとされている「おむつとビール」が、ビッグデータ利用のデータマイニング事例の嚆矢とされてますが、ほかにも「化粧品とグリーティングカード」みたいなことがまことしやかに囁かれてるようです。このブログでは、ビッグデータの解析からは従来の常識を逸脱する新たな知見などほとんど得られないのに、と導入側を笑いつつ、いやそうじゃない、実は大事な情報を得ることができていたんだ、と書いています。データマイニングは時として「伝説」も生み出すんだが、業界の「常識」をくつがえすだけのデータ的な裏付けを得ることができる、というわけ。そしてこれは「鍋の具材が売れるのはせいぜい1月中まで」といった、何の根拠もない業界の常識がいかに多いか、ということでもあります。
「これは私の仕事ではない」が強く言えない日本の職場
脱社畜ブログ
日本人はずっと大学受験システムという減点主義で飼い慣らされてるんで、できない、と言えません。できない、ということは減点につながり、自分の評価を下げてしまうような気になっている。上司から「これやっといて」と言われて「それは自分の職分じゃないんで(やればできるけど)やりません」と応じることに抵抗があるんですね。スペシャリストよりゼネラリスト、という企業風土や企業内教育が背景にあると、もうこれは将来の幹部候補じゃないという烙印を押されちゃいかねない。このブログでは、あえて「できない」と拒否する「残念な社員」になれ、と書いています。どんな社会でも同調圧力は強大なんだが、自分の体や精神を崩壊させてまで従わなきゃならないことなんてほとんどありません。
Experts: Zimbabwe food reserves severely depleted
Star-Telegram
アフリカのジンバブエといえばハイパーインフレで有名なんだが、この記事では深刻な食糧危機に陥っているようです。ジンバブエには一度行ったことがあって、みなさん裸足の生活でした。靴、というのは一種の文明度の尺度になるようで、靴を履いているのが文明人だ、などと唱える欧米人もいる。裸足って気持ちいいんですがね。ジンバブエの主食穀物はトウモロコシで、それが不足している。農家がトウモロコシの栽培を止めてタバコなどの換金作物を作るようになったことも原因らしい。また、早急な灌漑システムの復元も必要、と書いています。
写真を送れば“リア充”になって返ってくる──カルピスが謎サービス
ITmediaニュース
世の中、なんでもかんでもSNSになってます。カルピスオアシスって飲料製品があって、カルピスが期間限定でオアシスフォトファクトリー by CALPIS OASISというサービスを始めたらしい。現在、申し込み多数で停止中です。再開はGW中の5月3日ということなんだが、リア充なGW生活を演出するためには遅いんじゃないか、と突っ込んどきます。
世界よ、これが日本の役員決定方法だ!
日系パワハラ
8コマのマンガで日本の企業社会を「鋭く」えぐっているブログです。今回は無能な人がどうやって役員になってしまうのか、という話。コメント欄を読むとわかりますが、特に日本だけのエピソードとは限らないらしい。組織というのは往々にしてこういう決定をしがち、という教訓です。
ソーシャルでの「犯人探し」が教訓を残したボストン爆弾テロ事件
PC Online
すでに「誰もが持っている」ようになった携帯端末やそこらじゅうにある街頭カメラ、自動車に搭載された録画装置などによって、パブリックな場所での映像情報が丸裸にされる時代になっています。特にスポーツイベントなど、人がたくさん集まる場所からSNSなどへ発信される情報は膨大です。このコラムでは、ボストン爆弾テロの犯人捜しがネット上で繰り広げられ、その中には間違った情報も多々あった、と書いています。さらに、米国政府はこうした情報を犯罪捜査に使えるかどうか検証中かもしれない、と事例を紹介。ただ、間違った情報がいったん広まることによる弊害も大きいと警告しています。
あしたから米国へ
生きるすべ IKIRU-SUBE 柳田充弘ブログ
1941年生まれの日本分子生物学会の泰斗が書いているブログです。今の日本、どうなるのか、楽観論ばかりで踊りすぎ、と危惧している。勢いよく始めるのは得意な日本人は、撤退したり終わらせるのは苦手、と分析しています。じゃどうするのか、今の10代の若い世代がオトナになるころには情勢も変わってるんじゃないか、ということ。ようするに今は軽佻浮薄に浮かれださず、じっと我慢で雌伏の時だよ、というわけです。
なぜ日本製は高いのか、海外メディアが考察
Fashionsnap.com
これは知らなかったんだが、日本製の服飾、というのは高いんだそうです。ユニクロの経営が問題になってる昨今、これは欧米からみた日本のファッション界について書いている記事です。素材、製品製造、流通、顧客対応、といった側面からどうも高いらしい。世界的に隆盛をきわめるファストファッション、対極をなすハンドメイド。日本のファッション界はある意味、特殊で次なるジャンルが出てくるかも、と書いています。
恥ずかしい英語におさらばできる無料の本格英文チェッカー「Ginger」が日本で正式ローンチ
Sd Japan
外国人が発する外国語に受け手の母国語を話す側は、ある程度、寛容なんじゃないか、と妄想的に思っています。だから「恥ずかしい外国語」というのは、よほどトンチンカンでひどくない限りあり得ない、と勝手に考えています。「行く」「来る」を「go」や「come」で勘違いしててもいいじゃん、とか。しかしまあ時としてよほどひどいトンチンカンが起きるわけで、まったく意味が通じない、なんてこともよくある。「Ginger」は無料の英文校正サービス。ネイティブ表現で勉強にもなりそうです。
アゴラ編集部:石田 雅彦