「入社1年目の教科書」の中で書いた「宴会芸は死ぬ気でやれ」。「ブラック企業か」と一部では書かれたりしたのですが、そういうことではない。
いや、本当に伝えたかったのは、こういうことなんです:
ヴァージン航空会長 女装し機内サービス
(NHK5月13日7時0分)
イギリスのヴァージン・アトランティック航空のブランソン会長が、賭けに負けた罰として、女装して別の航空会社の客室乗務員を務めました。(中略)イギリス王室から「ナイト」の称号も受けているブランソン氏ですが、この日はすね毛を入念に処理して髪を束ね、スカートの制服を着て女装。
乗客たちに愛想を振りまきながら、避難経路を説明したり、飲み物を提供したりしました。(以後、略)
NHKまで月曜朝一ニュースとして報道するとは……。
リチャード・ブランソンは英国を代表する世界的な起業家。レコード屋「Virgin Music」から始まり、自ら国営航空会社に対抗する航空会社を立ち上げ、それ以外にもいくつものビジネスを立ち上げ、大成功を収めている。
本件は友人が経営するエアー・アジア航空のプロモーションに一役を買ったということもあるでしょうが、英国王室から「サー・リチャード・ブランソン」の称号まで与えられている同氏が、友人とのお遊びで、ここまでやりきるということが素晴らしい(?)ですね。
我々も色々と面白企画はやっていますが、さすがに経営陣の女装は無理・・・話題作り企画としてだけでなく、共感を呼ぶビジネスパーソンのあり方として、本企画に注目してみるのも面白いかもしれません。
編集部より:このブログは岩瀬大輔氏の「生命保険 立ち上げ日誌」2013年5月13日の記事を転載させていただきました。
オリジナル原稿を読みたい方は岩瀬氏の公式ブログをご覧ください。