ネルソン・マンデラの不屈の闘志に学べ!

田村 耕太郎

ネルソンマンデラ氏が危篤だという。ノーベル平和賞受賞者でもあり、南アフリカ共和国の第8代大統領、ネルソン・マンデラ氏をご存知の方は多いだろう。彼が逮捕され牢獄に入っていたことも多くの英語や本になっており知られている。しかし、どれくらい収監されていたかを知る人は少ないのではないか?

その年数はなんと27年間である。あのホリエモンの約14倍の長さである。マンデラ氏は1962年8月に逮捕される。1964年に国家反逆罪終身刑となりロベン島に収監される。そして1982年、ケープタウン郊外のポルスモア刑務所に移監。43歳から70歳までという働き盛りの時期を牢獄で過ごしたのだ。今回の危篤の原因も、この時期に結核を始めとする呼吸器疾患を患うこととなったことが原因とみられる。70歳で釈放され、74歳で大統領になり、79歳までつとめた。これぞ不屈の闘志である。激動の時代、誰にでも浮き沈みはある。

40代、50代、60代をほぼ全て獄中にて失ったにもかかわらず、70代から盛り返した彼の闘志から、われわれが学べるものは少なくないと思う。