FIFAオフサイド解釈変更の正体

アゴラ編集部

自陣敵陣に分かれてボールを使うフィールドゲーム特有のルールに「オフサイド」があります。このオフサイド、自陣を離れることを意味し、「抜け駆け」の禁止、つまり「待ち伏せ」は卑怯だ、という考えから導入されたらしい。サッカーはもちろん、ラグビー、アメフト、ホッケーなどにオフサイドルールが設けられています。一方、バスケットにオフサイドはありません。ラグビーでは密集から自分がオフサイドの位置に押し出されたりすると、しばらく密集から抜けてプレーに参加せず、後ろへ下がって「ブラブラ」してたりする。このへん、いつからいつまでがオフサイドか、レフェリー判断のようです。


先日、FIFA(国際サッカー連盟)がオフサイドの解釈を一部変更、というのがニュースになりました。このルール変更で男女の日本代表は有利になるのか、不利になるのか、ネット上でも話題になっています。密集せずに展開も速く僅差を争うサッカーの場合、オフサイドか否かが勝敗を決することも多い。「鹿島アントラーズ原理主義」というブログが書いているように、このオフサイドほどファン以外の一般人がわかりにくいものはありません。リプレイされれば、なるほど、と思うことも多いんだが、こないだのコンフェデレーションズカップの岡崎慎司選手のケースのように微妙な判定も多々あります。

代表の中には今回のルール解釈見直しで、守備は困惑するかも、と不安を覚える選手もいます。また「J-castニュース」は、縦へのロングボールやパワープレーが得意なチームに有利になるのでは、と書いている。韓国などは日本型のパスサッカーへ転換している最中なんだが、こうしたルールの見直しは戦略次元まで影響を与えるのかもしれません。

一方、表題ブログでは、そもそも間違ってルールを覚えてる人も多いから、恥をかかないように、と自嘲気味に書いています。18世紀からあったオフサイドルール。審判でも神経を尖らせて判断しているわけで、選手はもちろん観る側も判定を信じるほかはありません。勝敗に大きな影響を与えるオフサイドもまたサッカー観戦の楽しみの一つです。

でろブロ
オフサイドルールの新しい解釈がFIFAより通達…不明確だった部分を明確にしたらしい


docomo「ツートップ戦略で明暗くっきり」シャープやNECの販売台数も判明
リンゲルブルーメン
相変わらずネット上で叩かれてるdocomoなんだが、出すのか出さないのかハッキリしないiPhoneしかり、いわゆる「ツートップ戦略」への賛否もしかり、どうも迷走している感がぬぐえません。このブログは、ソニーとサムスン以外のメーカーは国内市場でも売れなければ携帯事業からの撤退もあり得る、という報道を紹介。実際、パナソニックはこの冬以降、docomoへスマホ供給を止めるかも、という見立てをする人もいます。まさかまだ「親方日の丸」意識があるはずはないんで、docomoにはなんとか長期低落傾向から脱却して欲しいと思います。

何が起こる!? アップル副社長にイヴ・サンローラン前CEOが就任
ASCII.jp
この記事に出てくるポール・ドヌーヴ氏、アップルに勤めていた経験もあるそうです。だから「アップルが同氏を引き戻した」という表現をつかった記事もあります。しかし、名前からしてファッションっぽい。アップルが出した声明によれば、彼はティム・クックCEOの直属として「特別プロジェクト」を率いるとのこと。イヴ・サンローランのほかランバン、ニナ・リッチのCEOだった経歴のドヌーヴ氏。このプロジェクトとは、富裕層向け「高額商品の開発」なのではないか、というウワサもあるようです。

ビッグデータはなぜ分かりづらいのか–肥大化のメカニズム
ZDNet Japan
確かに言葉だけが一人歩きしている感のある「ビッグデータ」。なんのことかハッキリと理解している人は少ないと思います。このブログによれば、世界で利用されているデータの約9割が、ここ2年で生み出されたものであり、データ量のわりにデータ分析が追いついてないのが準備不足をよび、それが理解されにくくなった理由だそうです。急速に作り出された多種多様な大量のデータを前に我々は途方に暮れている、というわけで、これじゃ「ビッグデータ以前」の状況となんら変わりない。しかし、膨大なのがビッグデータのビッグデータたるゆえんでもある。我々はまだまだデータを有効に活用できてはいないようです。

格安航空会社(LCC)の特徴と利用の注意点
北海道の夜景を満喫するブログ
サイトでの予約システムに不具合が多発したり、サーチャージなど最終的に必要になる料金がわかりにくかったり、電話などの窓口対応が不十分だったり、ここんところ格安航空への苦情が出てきています。「旅のプロ」が指南しているこのブログでは、有料の機内食はもちろん、格安の理由である有料オプションやキャンセルや変更の料金、有料の座席指定などについて紹介。航空券もネット販売以外の有人対応では手数料が必要、と書いています。ようするに、基本的なもの以外はすべて有料、というわけ。それでもいいのなら格安です。


アゴラ編集部:石田 雅彦