今回の参議院選挙は「先送り意思確認選挙」である --- うさみ のりや

アゴラ

参議院選挙がいよいよ公示されましたね。あんまり興味がわきませんが、少しだけ考えをまとめておきます。基本的認識として、今回の選挙は「日本人の内政問題の先送りに対する強い意思を確認する」ための選挙だと考えています。なので抜本的な改革を主張する政党は敗れることになるんじゃないかと思ってます。具体的にはみんなと維新。逆に言えば多くの人の選択肢は内政の大きな方向性が「現行のエネルギーミックス政策の維持(≒原発再稼働)、社会保障給付の現行水準維持、地方交付税制度の堅持」という「先送り」で一致している自民党か民主党に限られるのかな~と。

人口構成


個人的にも今日本は改革を断行する時期ではないと思っていますし、人口構成を考えれば上記3点について方向性の転換を打ち出すことは政治的に受け入れられないでしょう。日本政治が本格的に改革に取り組むのは人口構成比で団塊の世代<団塊ジュニアとなる15年後くらいというのが私の考えです。親が引退して後、ようやく子の時代がくるということでしょう

そんなわけで今回の選挙は内政政策はほとんど論点が無くて、キーとなるのは外交政策なんじゃないかと思っています。この点、民主党と自民党には明確に海洋権益に関するスタンスの違いがあります。自民党は資源探索をマニフェストの全面に出してますが、民主党のマニフェストには資源の「し」の字もありません。背景には中韓との距離感の違いがあるんでしょう。ちなみに海洋権益の開発もキーとなるのは日本海側では新潟県の泉田知事ということで、彼は日本のエネルギー政策の今後を握るキーマンの一人になりそうな予感が漂ってます。

もちろん外交には他にもTPPや基地問題なんかの論点もあるのですが、防衛はアメリカに担ってもらっている日本の現状でtpp脱退とか基地の国外移転なんて選択肢すらないわけで受け入れるしかありません。後は泳げる範囲では原発輸出の是非なんていうのも論点にはあがりそうですが、これは国際的にみたら日本が作らなくてもどこかの国が日本にかわって原発を作る関係ですので、ここに倫理的基準を持ち込む議論はあんまり意味が無いと思います。むしろ原発を国外にたてたらその施設はテロの対象になりうるわけですが、それをどう考えるかという安全保障政策上の問題かと思っています。

例えばトルコに原発たてたら、その施設は終始テロの危機に苛まれておそらく駐在する日本人も巻き込まれる訳ですが、それを日本としてどう考えるかということですね。日本に機動的な軍隊があれば、安全保障もセットで考えられる訳ですが、そうじゃない現状で原発建ててしまっていいものなのかということかなと。僕はあんまりいいことじゃ無いと思いますけど、すごく反対という訳でもありません。

そんな訳で、あんまり大きな論点が無い選挙になりそうですが、細かいところ見ると民主党よか自民党の方が良いかなと思っています。ちなに僕は比例は内政改革の将来への期待を込めて最近うんこ化している「維新の会」にいれます。この辺はこちらの記事を参照に現状何も期待できない政党なんですがね。小選挙区は人次第ということで。

ちょっとまとまりの悪い記事ですが、今日はこんなところで。


編集部より:このブログは「うさみのりやのブログ」2013年7月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はうさみのりやのブログをご覧ください。