どんどん「あの日」に近づいていく『あまちゃん』

アゴラ編集部

今さらで恐縮なんだが「じぇじぇじぇ」の『あまちゃん』が人気ですね。放送開始が今年度4月1日、最終回の予定日が9月29日です。今は第2部の「東京編」に入っていて、だいたい3/5くらいが終わった感じ。「気になるニュース情報館」で紹介されているようにドラマの後のバラエティ『あさイチ』の受けも話題になり、さらにドラマ挿入歌の発売も決まって紅白歌合戦まで見すえたNHKのしたたかな戦略も見え透いてきました。


これを見てから仕事へ行く、というオッサン世代も多そうです。朝の連続ドラマの視聴者層というのは、以前はけっこう限定的、と言われていました。午前8時からとお昼の時間に放送されるため、主婦層や高齢者層などだったんだが、今では必ずしもそうではないようです。話題になれば、毎回15分だし、通勤通学中のサラリーマンや学生がスマホなどで視聴したりOLが録画して見たり、といったことが起きています。そのへん、けっこう綿密な計算のもとに脚本が組まれている。

『あまちゃん』については四の五の語ることもないと思うんだが、今からちょっと前のAKBがブレイクする直前と1980年代後半の芸能界がそれぞれ描かれ、若い世代も「あるある」感で楽しめ、オッサンオバハン世代も懐かしみながら見ることができるドラマになっています。登場人物も多種多彩、それぞれ人生の背景をうかがわせるキャラ。見る人ごとに思い入れを抱かせるドラマ、というのは作れそうで簡単にはなかなか作れません。

表題ブログでは、どうして『あまちゃん』が受けているのかについて分析しています。理由はいくつかあるんだが、当コーナーも「人気もの」に便乗してみました。歌は世につれ世は歌につれ、なんていいますが、今も昔も「芸能界」というのは「身近で遠い」存在です。「隣の席の女子」戦略や「AKB商法」なんてのは昔からあった。関東大震災から東日本大震災を想起させる手法も珍しいもんじゃない。どこの業界も変わるのは大変です。

しかし、小泉今日子の顎先が丸くなり、尾美としのりの演技が少しだけうまくなり、薬師丸ひろ子の目尻の小じわが物語るようにアイドルたちにも人生がある。現時点でのドラマの時代設定は2010年の正月あたりなので、主人公の故郷が岩手ということもあり、この先どうなるかはみなさん、いろいろ思うところがあるでしょう。2011年3月11日へ向かって物語は収斂していく。そこが過去と現在、そして未来のクロスロードです。

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あまちゃんから学ぶ共感力。語るべきはガンダムでも斉藤由貴でもない


LTE/4Gでつながるエリアが最も広いのはNTTドコモ、スマートフォンXperia Aのエリア化率は98.6%
日経BPネット
おや? もっともつながるキャリアはSoftBankじゃないんですか? 計測の方法とか違うのかな。この記事によれば、全国のLTE/4Gの場合、NTTdocomoがもっともつながるエリアが広いらしい。しかも僅差の2位がKDDI。ダウンロードの速度もNTTdocomoが速かったそうです。しかし、まぎらわしいなあ、もう。「つながりやすい」と「つながるエリアが広い」に違いはあるんでしょうか。大丈夫なのか、SoftBank。

夢の移住生活? 市民権取得制度のある国
CNN.co.jp
今の日本に不満のある人に朗報です。いっそもう日本から出て海外で市民権をとったらどうでしょうか。個人の所得税ゼロなんて国もあります。数千万円ほどかかりますが、さらなる金銭的な余裕があれば、カリブ海の楽園リゾートでノンビリ暮らすことも可能です。もちろん、シンガポールや香港、オーストラリアなんかの永住権を取得するためには億の単位の金が必要。カリブ海の孤島なんかにずっといたら、脳みそが腐っちゃいそうですな。

非正規社員比率38.2%、男女とも過去最高に
遥香の日記
内部留保の問題がいろいろ言われてるんだが、企業が経費を支払ったあとに残った余剰利益の中には、本来なら賃金に支払われるべきものが含まれている、と考えることも可能です。それを組合が求めなかったり、求めても賃上げに反映されなかった。また、正規社員から非正規社員へ転換する過程で企業がシコシコ溜め込んだ差額、ともいえます。もちろん経理上、賃金は適正に支払われていることになってるので、内部留保は正当に株主のものであることに変わりはない。これは厳しい経営環境で企業が自営するための一種のバッファと考えることもできる。そんなわけで、今の日本には雇用の調整弁であり、株主に配当を保証する存在である非正規社員がどんどん増えている、というわけです。

クルマは消費税増税前に買うべきか!? 増税後に自動車取得税は減額・廃止案も浮上
clicccar
これは悩ましいですね。麻生財務大臣がG20で消費税の増税派予定通り行う、と参院選前に言ったらしい。二段階の時間差攻撃でやってくる増税。ダブルパンチです。これを見込んだ消費もあるでしょうし、買い控えもあるでしょう。気分的にも増税なんかされたら良くなさそうだ。この記事では、クルマを買うならいつがいいのか、について考えています。重量税の廃止が見送られたり、ろくなもんじゃないんだが、クルマがらみの税金は多過ぎると前々から議論になっています。消費税どころじゃありませんね。


アゴラ編集部:石田 雅彦