出版不況も見え隠れする土屋アンナ舞台中止騒動

アゴラ編集部

モデルで女優の土屋アンナさんが主演することで話題の舞台が、急きょ公演中止になったそうです。舞台名は『誓い~奇跡のシンガー~』。この8月に東京と兵庫で上演される予定でした。中止の理由について主催者側は、土屋さんが稽古に参加しなかったため、と発表しています。ネット上では当初、彼女への批判が散見されていたんだが、所属事務所から反論が出たり原作者がブログで事情を説明するなどする過程で、どうも複雑な背景がありそう、という様子見の状況になっています。


これは今回の舞台の製作者のFacebookページです。土屋アンナさんとのツーショット写真もあり、稽古が始まったばかりのころは順調だったことがうかがわれる。一方、この「トレンドニュース速報」では、製作側の不手際や対応の悪さが原因なのでは、と書いています。舞台公演はチケットの売上げでやりくりすることがほとんどであり、予算的に難しくなったから主催者側が土屋さんのせいにして公演キャンセルにしたのでは、という声もある。

表題のブログは、今回の舞台の原作者が書いています。どうも出版社の「元」担当者、という存在がキーパーソンのようです。版元の光文社は講談社系の出版社で『女性自身』や『JJ』といった女性誌と『小説宝石』を土台にした「カッパ」ブランドの書籍、そして写真週刊誌の『FLASH』が有名です。最近では名物編集長が引き抜かれ、鳴り物入りで他社から新女性雑誌を創刊したことが業界内だけで話題になりました。また、ここは出版不況のあおりを受け、経営再建が進められている出版社でもある。真相は依然「藪の中」とはいえ、今回の騒動には昨今の出版事情が見え隠れしているような気がします。もしも単なる伝言ミスなどのコミュニケーションの問題なら、これ以上事を荒立てず、話題にもなったことだし、感情的なしこりを水に流して舞台を再開したらどうでしょうか。

日本一ヘタな歌手☆濱田朝美ブログ☆
重大なお話!


野党再編について
社会風刺
自民党は政党ではなく利益誘導で集まった野合集団だ、という意見がよくあります。同じ政治的な理念で政党を結成したのではなく、単に自民党に所属していたほうが具合がいいから一緒にやってる、というわけです。なるほど、今の野党にも自民党出身者がかなりいる。彼らは自民党にいると損だから党を出て同じような政党を作ろうとしたんでしょうか。だから、民主党も含めた野党がどこも「第二自民党」のようになり、有権者の選択肢を狭めている。日本維新の会がいくら自民党政治を否定しても同じ穴の狢のようにしか見えません。こないだの参院選の結果、またぞろ「政党再編」の声が出てきました。ガッチリとした政治家集団になっているのは、自民党と公明党、共産党くらいしかない。55年体制が崩壊して以降、野党の再編がどんだけあったのか複雑怪奇過ぎてよくわかりません。このブログでは、理念のない政治家ばかりだと憤り、さらに低い投票率など有権者の側にも問題がある、と書いている。民主主義というのは回りくどくコストのかかる政治制度。それを選んだ以上、育てる気がなければ育たない、ということです。

Google翻訳が手書き入力に対応
GIZMODO
これは便利そうです。しかし、ブラウザ上で手書き入力なんてできるんですね。これはなかなか画期的な機能で、タブレット端末なんかのアプリにはそのアプリだけで手書き入力可能なものがあるんだが、アプリ依存せず汎用ブラウザで手書き入力のできる「7notes Pad+WC」みたいなのもある。キーボード入力は英語圏のタイプライターから進化したものであり、漢字文化圏にはそぐわない、という意見があります。いろんな入力方式が出てくるといいですな。

誰も答えてくれない問
治大国若烹小鮮 ─ おがた林太郎ブログ
貿易交渉は相手に自分のカードを知られると不利になるので、自国民にも内容を知らせずに相手と渡り合ったりします。TPP交渉が始まったわけなんだが、マスメディアで報じられている内容も推測の域を出ていません。このブログでは、100人規模の交渉団と同じくらいの数のマスメディアが行っているTPPだけがこんなに話題になっていることに首を傾げ、TPPには賛否あるのに日米という二国間の貿易交渉を頭から否定することはない、と疑問を呈している。これからの「世界スタンダード」を決めるかもしれない複数国間の貿易交渉に日本が背を向けるのはネガティブ過ぎるんじゃないのか、というわけです。

圏外でもスマホで通信できる仕組みを開発。災害時などの活用にも期待ー東北大学
TABROID
東日本大震災による東北大学の被害はけっこう甚大で、教授らを含めて正常な研究教育活動に復帰するまでには長い時間を要したようです。そんな研究者らの想いが、こうした具体的な技術として実った、というわけで、なかなか興味深い。これは無線方式のインターネットのようなもんで、復興への想い以上に何か大きな可能性を秘めているような気がします。携帯端末の機能にちょっとしたことを付加すれば、巨大なグリッドコンピュータ網ができるかもしれません。


アゴラ編集部:石田 雅彦