イチロー4000本安打記念☆ESPNが振り返るヒーローの歴史 --- 安田 佐和子

アゴラ

イチロー、やってくれましたね。これまで球史にたった2人しか達成していなかった4000本安打を記録してくれるなんて……。しかもメジャーリーグの名門中の名門、NYヤンキースのピンストライプを羽織って、ヤンキー・スタジアムで快挙を成し遂げたとは、恐るべし。どれだけ金字塔を打ち立ててくれるんでしょ。シーザーは「来た、見た、勝った(I came, I saw, I conquered)」との言葉で知られますが、イチローには「来た、見た、打った」という気持ちが湧いてきたのでしょうか。慎み深い大和男児イチローですから、そんな不遜な言葉を発しませんよ~。

「ここ数日、ずっと(4000本安打の件を)聞かれて、僕よりも周りのテンションの高さに驚いていました。それでも、実際にヒットを打って、チームメートやファンのみなさんが喜んでくれるのを見て、ちょっと半泣きになりました。」

半泣きになったなんて率直な感想と、チームメートとファンへの感謝を忘れない崇高なる精神に、惚れます!いや、ホントに連日こちらでもイチローの話が出てまして。今週の「北野誠のFXやったるで!」でも申し上げましたけど、もはやアメリカ人の頭にはアベノミクスなんて抜け落ちイチロー祭り状態でしたよ。

この言葉には、ぐっときましたね。

「4000の安打を打つには、80000回以上は悔しい思いをしてきている。それと常に自分なりに向き合ってきた。誇れるとしたらそこではないか」

成功の数以上に、失敗あり。偉業の陰には凡人には知りえない努力と苦労があったことでしょう。

そんなヒーロー、イチローの記録達成前からスポーツ情報局ESPNがイイ仕事してました!

きちんとオリックス時代からフィーチャーし、イチローの歴史を掘り下げてたんです。

オリックス時代に1278本のヒットを放ったと、写真付きで伝えます。

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木製バットを保湿箱で保管するほどの徹底ぶりだとか、相撲取りのようなストレッチをするなど日本人ならおなじみのエピソードはもちろん、本塁打記録は通算200本以上という意外に知られてないポイントも突いてきます。しかも、1本目の本塁打が近鉄時代の野茂英雄投手だったとか、100本目が松坂大輔(dice-k)投手だとか、きちんと網羅する徹底っぷり。マドンナをはじめとしたセレブとの交際や最近は薬物使用問題でヤンキースにスキャンダルをもたらしたA-Rod、ことアレックス・ロドリゲス選手と比較するのが、またニクい。イチロー三昧のボリューム満点の記事に、日本人のファンもご満悦になること間違いナシです!

2001年以降に大リーガーへ転身してから、ヒット数で追随を許さず。

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5000本という安打記録にも「年齢に対する偏った見方がなければ、可能性はゼロではない」とチラリ意欲をのぞかせましたね。40歳といえば、不惑の年。迷うことなく、まっしぐらに野球人生をまっとうしていただきたいです!


編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK -」2013年8月22日の記事より転載させていただきました。快く転載を許可してくださった安田氏に感謝いたします。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。