婚外子の権利が半分は違憲か

アゴラ編集部

相続の問題は、財産を持ってる人にとっては悩ましいもののようです。2015年から相続税の最高税率が上がり、相続税の基礎控除が引き下げられます。こうした中、9月4日に最高裁判所で、婚外子の遺産相続分が法律上の夫婦の子の半分とする、という民法の規定に対して違憲判決が出ました。この法律は明治憲法下で作られ、そのまま戦後の民法へ受け継がれてきたもの。判決では「子に選択の余地がない事柄」で不利益が出ることは許されない、と述べている。今回の最高裁判決を受け、政府は民法改正案を出すようなんだが、最高裁大法廷はすでに確定した遺産相続については影響しない、と釘を刺しています。


ちょっと考えれば、嫡出子も婚外子(非嫡出子)も同じ権利を持っているのだから当然の判決、と受け取ってしまいがちです。しかし、借金だって相続のうち、という表題ブログでは、夫婦別姓問題にからめ、個人的な環境はもちろん地方によっても多種多彩な事情がある中、一概に婚外子の権利が半分というのが「違憲」とは言えないんじゃないか、と書いています。いざ、自分がそうした状況に陥って、初めて気づく法律の重さ。日本における「家」制度や相続の問題、さらに人間の愛情、夫婦や婚姻制度、親と子の愛についていろいろと考えさせられる判決です。

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本当に苦しんでいるのは,原告ではないと思う


指定した場所の地盤情報などから地震危険度を教えてくれる「地震ハザードカルテ」
GIGAZINE
自宅周辺を測定してもらったら、こりゃヤバいわ。震度6弱以上になる確率など、8ポイントの6つが最大のEです。今後30年間で震度5弱以上の地震に見舞われる確率は100%。これが「地震ハザードカルテ」です。

デキる社会人は謝罪もデキる! 謝罪力を高めるテク11連発
ALL About
究極の謝罪といえば「土下座」です。ドラマ『半沢直樹』でもおなじみ。ちょっと前ならバラエティ『笑う犬の生活』で内村光良が、おでこに「土下座ダコ」をつけた「関東土下座組」が懐かしい。これは謝罪の方法をALL About教授陣が伝授してる記事です。ここで注意したいのは二つ目。どうして謝るのか、そのへんを勘違いする人が多い。相手が謝ってほしいところを的確につかんでおくことが肝要です。

デザイン事務所で働く男が主人公の電子書籍漫画「デザインノイロハ」が面白かった
MAKA-VELI.COM
世の中には「デザイナー」という人種がけっこういます。スタイリストやコンサルタントと同じで、自ら名乗ったときから「デザイナー」になれちゃうのでしょうがない。名刺のデザインから書籍の装丁、クルマのプロダクトデザインからロケットの設計まで、その仕事は多種多様。しかし、デザイン業界ってのは内情がよくわからないし、読者の興味を引っ張れるのか、ちょっと疑問です。マンガ『課長島耕作』しかりなんだが「仕事もの」は業種より内容ですな。

【この発想はなかった…】歪んだ鏡で撮影されたセルフポートレートの完成度が素晴らしい件
DDN JAPAN
デジカメや手ブレ補正やピント合わせなどの技術の進歩で、写真が誰でも簡単に失敗なく撮ることができるようになって以来、アイディア勝負ということになり、水中写真やセルフポートレートなど、奇想天外な写真が増えてきました。誰も考えつかなかった手法を確立したもの勝ち、というわけで、これもその一つ。鏡像で歪ませる、というのは遊園地なんかによくあるんだが、それを「アート」っぽく撮影すると、独自の領域を創出することができる、というわけです。


アゴラ編集部:石田 雅彦