ホンダが描くFCEVの未来形

アゴラ編集部

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アメリカン・ホンダ(ホンダの米国現地法人)が11月11日、ロサンゼルスで行われているオートショーで新型の燃料電池電気自動車を発表しました。これがホンダのプレスリリースです。スケッチを見ると、なかなか斬新なフォルムでかっこいい。FCEV(Fuel Cell Electric Vehicle、もしくはFCV)は「究極のエコカー」とも言われている燃料電池車もしくは燃料電池電気自動車のこと。ホンダは米国のGMと燃料電池自動車の開発で技術提携をしています。コレ、東京モーターショーでも出てくるんでしょうか。


ただ、FCEVは性能的にまだガソリンエンジン車やEVなどに劣っている。ホンダは今回のコンセプトカーの前、2000年9月に「FCX-V3」を出しています。これは燃料電池と電気二重層コンデンサなる蓄電池を併用するハイブリッドタイプだった。さらに、2008年には「FCXクラリティ」を発表(リース販売)。ホンダのFCEVの歴史はココに詳しく紹介されている。もちろん、GM日産を含めた他社も燃料電池自動車の開発に取り組んでいます。

FCEVは、水素と空気中の酸素を使って電気を発生させるシステムなので、どうしても水素供給のインフラが必要です。これはEVの電気スタンドと同じ課題。次世代自動車については、こうした多種多様なインフラが必要になるシステムが混在する問題も多い。日本政府は、経産省主導でFCEVのインフラ整備に補助金を出しています。社会実験用の水素ステーションが全国17カ所にある。また大阪府も水素ステーション整備に積極的です。しかし、FCEVを含めたどのシステムにアドバンテージがあるのか、まだちょっと見えない以上、政府行政などがどこまで関与すべきか、よくよく熟慮しつつ進めたほうがいいでしょう。

※画像「Honda FCEV CONCEPT(スケッチ)」はホンダ提供。

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Honda’s next-gen fuel cell concept will debut in LA, along with more Civic updates


The World’s Largest Tunnel-Boring Machine
POPULAR SCIENCE
アクアラインの途中にある海ほたるに行くと、デッキの上にトンネルを掘ったボーリングマシンの先端部分が展示されています。あれも巨大なもんなんだが、この記事では米国のルート99でシアトルの地下トンネルを掘る予定の世界最大のボーリングマシンを紹介。これは日立造船製です。直径17.45メートル。価格は約70億円らしい。2015年に開通するシアトルの高速道路のために活躍する、というわけです。

電池切れでも計算できる、そろばん付きiPhoneケースが登場
GIZMODO
小学校低学年のころ、珠算教室へ通わされていました。今でも指は動かないものの、加減乗除くらいはできる。「一円なーり、二円なーり」なんてね。三つ子の魂百まで、です。「円」なんて使うところが不思議。今の子どもたちは、珠算を習ってるんでしょうか。しかし、この東洋が生んだ偉大な発明品は、電卓なるものが登場し、今や絶滅危惧種になってしまった。この記事で紹介されている商品は、珠がアップルのリンゴマークになっています。欧米人が珠算を見たら驚くんじゃないでしょうか。

ディズニーランド、午前中だけで6個多くアトラクションを体験<調査レポート>
モデルプレス
千葉県にあるネズミの国は、いまだに人気のエンターテインメント施設なんだが、年間チケットを買って日参している人もたくさんいます。平日も人気アトラクションは並ぶのが必至、というわけで、もう二度と行かない、という人も多い。しかし、抜け穴というのは何にでもあるもんで、その施設周辺のホテルへ宿泊すると、ゲスト専用のエントランスから開園15分前に入園することができるらしい。このアドバンテージが、一体どんだけ効果的かは記事にある通り、一般入場者が開園待ちして目的のアトラクションを体験するまで1時間以上かかります。しかし、対象4ホテル以外の周辺ホテルから不満は出ないんでしょうか。

豹変して当たり前
drinkmeのブログ。
「君子豹変す」というのは、あんまり良い意味で使われないんだが、実際には君子、つまり立派な人ほど自らの過ちに気づいたときには、きっぱりと態度や言動を改める、という意味です。逆にこの言葉と対になった「小人革面」は、小人、つまり平凡な人間や下劣な人間は、表面が変わったように見えても本質は何も変わらない、という意味。このブログでは、出産した後の女性の変化について書いている。女性が変化したのではなく、男性の育児への関与が社会的圧力で変化し、それに対して女性が苛立っている、という話です。


アゴラ編集部:石田 雅彦