徳洲会疑惑は「猪瀬辞任」程度で手打ちにしてはならない

アゴラ編集部

本日12月19日、午前10時30分から都庁で開かれる都知事の会見で、猪瀬直樹東京都知事が辞意を表明する、と各メディアが報じています。その根拠は、後ろ盾になっている石原慎太郎前東京都知事が辞めろ、と言っているから、だそうで、このへんもどこからリークがあったのか、猪瀬都知事本人の意志とは無関係に報道だけ先走ってる感があります。中には「『晩節を汚すな』と石原氏が猪瀬氏に言った」などという具体的な内容のものもあり、これだけ大々的に「辞める辞める」と報じられれば、猪瀬氏にそのつもりがなくても引っ込みつかなくなるんじゃないか、と首を傾げざるを得ない。これでフライングだったらどうするんでしょうか。


一方、猪瀬都知事に注目が集まる中、徳洲会から政界への資金提供はかなり多いようです。たとえば、亀井静香衆議院議員の政治資金管理団体へ2000万円が渡された、と報道され、亀井議員側はすでに返却したようなんだが、ほかにも自民党議員や閣僚らへもパーティ券名目で徳洲会からカネが流れているらしい。また、すでに自民党を離党している徳洲会の徳田毅衆議院議員も公職選挙法違反で逮捕された親族の「連座制」により失職する可能性が高い、と囁かれています。

今回の騒動の大元になった徳洲会は、全国に医療法人や介護施設などを展開しています。行政の許認可が欠かせない業種業態であり、同会については、政治家を動かし、行政へ影響力を行使して事業を伸ばしてきたのでは、という疑いがある。猪瀬都知事の問題ばかりクローズアップされ、マスメディアの意図的な報道姿勢も見え隠れします。これだけ捜査が進めば、本丸はいったいどこか地検特捜部はとっくに把握しているはず。猪瀬都知事辞任で「手打ち」になるのか要注目。政界へ捜査の手が伸びないのは不自然です。となれば、検察は証拠改竄偽造事件などで最近とみに凋落している権力保持や組織保身のため、今回手に入れた情報などを温存するつもりかもしれません。

スロウ忍ブログ
徳洲会事件:猪瀬都知事の辞職と後継狙う魑魅魍魎。


Uranium (IV) found to be mobile in a natural wetland
PHYS.ORG
フランスの旧ウラン鉱山周辺の湿地帯から、微生物を利用して汚染防御やウランの採取が可能かも、という記事です。沼地などにいるある種の嫌気性の細菌は、酸素ではなく窒素や鉄、硫黄、そしてウランなどを利用して生きています。天然ウランは、硫酸によって6値ウランの溶液になり、溶液から「イエローケーキ」と呼ばれるウラン精鉱を取り出すことができます。前述の微生物は、この6値ウランを不水溶性の4値ウランに変えるらしい。そのため、ウランを地層や岩盤内へ閉じ込め、そのまま固形化されたウラン精鉱としてて採取できる、というわけです。

パン食が浸透したのは日本政府が米食低脳説を唱えたから、はデマ
秋津の読書記録
いやこのデマ自体、知らなかったです。米食で胴長になる、というのはよく聞いた。しかし、無責任なデマを流布させようとする大学教授がいたもんです。さらに、その説をさらに歪曲し、かいつまんで報道する新聞なんかもいる。むしろ、過酸化ベンゾイルなんかで漂泊された小麦食のほうが、ずっと有害なんじゃないかと思います。

ブログと生活が近すぎる人達が心配
ロックンロールと野球とラーメン
完全にネット中心ブログ中心の生活をおくってる人がいるんだが、どうなのよ、というブログです。自家撞着みたいな感じもするんだが、なんとなく言いたいことはわかる。ブログに限らず、SNS依存症みたいなものは有名です。しかし「ブロガー」と呼ばれる人たちって、リアルとバーチャルの区別、どうつけてるんでしょう。興味深い。

中国のためにアメリカに頼り、韓国が嫌いな日本
政治学に関係するものらしきもの
太平洋戦争は日本にとって「尊皇攘夷運動」の集大成になるはずだったんだが、残念ながら負けてしまい、首都東京の首根っこに横田基地と横須賀基地があるのが象徴的なように、大なり小なり米国の影響下に置かれています。極東における地政学によると、日本列島はロシアや中国が外洋へ出てくるのを阻む天然の防波堤の役割をしているそうです。よく韓国人が「南へ突き出した韓半島が日本列島をレイプしている」と世迷い言を言うのは、これと逆の表現でしょう。愚にも付かない物言いなんだが、両国の国民性を表しているような気もします。どの国も隣国には特別な感情を抱くものです。


アゴラ編集部:石田 雅彦