喜ばれる年賀状、不要な年賀状 --- 岩瀬 大輔

アゴラ

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。今年の抱負は、ブログを毎日書くこと。早速初日の昨日から未達でしたが・・・

さて、年賀状に目を通していて、改めて年賀状いいな、と思いました。
年賀状なんて要らない、と言われる方もいますが、私はそうは思いません。


しばらく連絡をしていなかった友人から、結婚しましたという連絡。
素敵な奥様とのツーショットと、嬉しい手書きメッセージ。

これらは、年賀状ならでは、だ。
嬉しくて、久しぶりにメールをして、やり取りしました。
場合によっては、電話を一本入れよう。お年賀電話。
最近はメールばかりだから、電話嬉しいですよね。1分くらいで終わるし。

あと、なんだろう。嬉しかった年賀状。

しばらく顔を合わせていなかった友人、知人からの近況報告。

普段なんとなく顔を合わせているけどさして話をしていない方からの嬉しい手書きメッセージ。へぇ、そういう風に自分のことを見てくれていたんだ、というのが分かったりして。

自分も必ずしもできていないので反省しますが、やはり手書きメッセージがついているかどうかで全然違いますね。あと、手書きメッセージついていないけど、個性ある文章やオシャレなデザインは、その人のきらりと光るセンスが分かって楽しい。

ちなみに、一斉配信のお年賀メールは、申し訳ないけどなかなか丁寧に読まずに過ぎちゃいます。メールがそもそも多いから、仕事メールと同じ受信トレイに紛れてしまうのですよね。

また、形式だけの、100%社交辞令の年賀状。デザイン、文章も汎用的、一言コメントもなし。これは、今後の在り方は再考の余地ありかもしれません。

嬉しい年賀状をまとめてみよう。自戒の念もこめて。
・ お互い関心があるが、なかなか日頃会えない相手
・ 自分のセンスを反映させたデザイン
・ 短いながら、ぴりっとしたセンスのいい文章
・ 一言の手書きメッセージ

これ以外は、年賀状はなくしてもいいかもしれませんね。ゆうちょさんは、「これが喜ばれる年賀状!」みたいな、提案営業をされたら、売上増えるかもしれないですね。


編集部より:このブログは岩瀬大輔氏の「生命保険 立ち上げ日誌」2014年1月7日の記事を転載させていただきました。
オリジナル原稿を読みたい方は岩瀬氏の公式ブログをご覧ください。