川崎の逃亡犯を一刻も早く捕まえろ

アゴラ編集部

不祥事続きでとっくに面目もなくした神奈川県警が、また大失態をやらかしました。1月7日の午後、川崎市川崎区にある横浜地検川崎支部で、弁護士と接見中の強盗強姦や逮捕監禁事件で逮捕された容疑者の男が、腰縄を外して支部外へ逃走。8日の夕方になっても捕まらず、周辺住人を不安に陥れています。県警では警察犬を含む4000人体制で捜索を続けているんだが、目撃情報がチラホラ寄せられている以外、目立った成果は出ていません。


この容疑者、1月2日に川崎市内の路上で、共謀者と一緒に21歳の女性会社員を殴って車内に引きずり込み、集団暴行をした後、被害者にATMから現金を引き下ろさせて金を奪った、とのことです。容疑が本当なら処置なしの凶悪犯であり、再犯する可能性も大きい。逃亡する、というのは、犯した犯罪に反省もないわけで、より凶悪化するかもしれない。それ以前に、逃げる、というのは半ば容疑を認めたようなもんです。

警察には一刻も早い逮捕を求めるわけなんだが、東京都との県境にも近く、多摩川を渡ればすぐに県外に出てしまいます。神奈川県警は全国に指名手配し、東京湾などへも範囲を広めて捜索し続けています。しかし、首都圏南部では折から小雨が降り始め、そうなれば警察犬の嗅覚にも頼れなくなるでしょう。

容疑者は結婚もして子どももいるそうで、ネット上にもSNSなどに個人的な生活の痕跡が残っています。巨大掲示板などの棲息するネット住民もさっそく出動し、容疑者の個人的な情報や家族について嗅ぎまわっている。しかし、ダルビッシュ有もいい迷惑だな。警察はネット上でも捜査への協力を呼びかけているんだが、ネット住人の中には容疑者を激しく憎悪する者もいます。こうした「耳目」も総動員し、容疑者の確保につなげてほしいもんです。

Birth of Blues
神奈川県警捜査員2700人・捜査車両850台態勢で大規模捜索中の「町田の歩く生殖器」杉本裕太くん(20)ネットで人権侵害を受ける


トルコの汚職スキャンダル
中東の窓
どうも反社会的な組織がマネーロンダリングのため、トルコの政官財に後半にワイロをバラ撒いたようで、それが明るみに出てトルコが大騒ぎんだそうです。この組織、表題ブログの関連記事を読むと、イランへの経済制裁をかいくぐるために活動していた側面もあるらしい。警察官中枢が1000人も更迭された、ということで大変です。極東にも同じような国があるんだが、同じような金がバラ撒かれていないか、要注意です。トルコ、といえば、原発輸出先でもあり、日本との関係も深く強い。日本の警察に汚職が少ないのは、年金など退職後の環境が劣悪にならず、また天下り先が潤沢に用意されていることも大きいと思います。しかし、それがなくなったらトルコと同じ穴の狢になりかねません。

マザー牧場でGoProを着用してバンジージャンプをしてみました
Gigazine
このバンジージャンプ、日本国内でもあちこちで可能な場所が増えてきました。昔は群馬県の猿ヶ京温泉のバンジーが有名でした。首都圏ではこの記事で紹介されているマザー牧場のほか、よみうりランドなどでもできます。事故も耐えないため、ときどき中止になったりします。個人的にはいつか必ずやってみたいことの一つ。ただ、恐怖心は40代以降、急激に高まり、新奇探索傾向は逆に減退するんだそうで、自動車保険も中高年は安い。ところで、この記事で動画撮影している「GoPro」なんだが、とても良く出来ています。日本製じゃないのが悔しいくらい。軽くて小さくて頑丈で画像も悪くない。この「Business Insider」の動画では、カニが巣穴から出てくる様子を録画しています。カメラに興味を持ったカニが、巣穴にカメラを引きずり込んじゃう。それくらい小さい。ビックリです。

Meditation, Mindfulness and Mind-Emptiness (Op-Ed)
livescience
メディテーション、瞑想について書いている記事です。さらに「mindfulness」つまり仏教、サンスクリットの考える「悟りの境地」についても言及。「mindfulness」は日本語では「念」のことでサンスクリット語やチベット語、ハングル、ベトナム語などにも同様の言葉があります。瞑想すると「mindfulness」の状態になりやすい、というわけ。一神教の西洋人には、ちょっと理解しにくいかもしれません。日本人にも「宗教的トランス状態」に免疫のない人が増えている。「心の平安」をどこに求めるか、自分がしっかりしていないとしょせんは元の木阿弥だ。しかし、しっかりしていないからこそ「心の平安」を求めるわけで、そこに宗教家の付け入る隙があります。

“Penis captivus” is a real condition, and it sounds awful
io9
ペニスが膣内で「get stuck」するのは本当か、と書いている記事です。これ、ようするに「penis captivus」つまり「膣痙攣」で抜けなくなることらしい。男子の場合、ガキのころからジョークネタにある「膣痙攣」なんだが、実際に起きることは珍しい。ペニスが抜けなくなるほどの重度のものは本当にマレだそうで、ペニスがしぼむのと同時に抜けるんだそうです。良かったですね。しかし、この「都市伝説」はけっこう昔からある。男性特有の何らかのトラウマ、フロイト的な深層心理が背景にありそうな気がします。ミミズに小便をかけるとペニスが腫れる、とか、イタズラをした男児を「おちんちん、ちょん切っちゃうわよ」と母親が叱るのと同根なんでしょう。


アゴラ編集部:石田 雅彦