「朝鮮総連ビル」に次点で入札していた企業とは

アゴラ編集部

東京千代田区の一等地にある「在日朝鮮人総連合会中央本部(朝鮮総連)」のビルの持ち主が、ようやく決まりそうです。報道によれば、同土地と建物の入札実施者である東京地裁は、2013年10月に実施した再入札の開札を3月20日にやり直すらしい。入札者は2つのみ。かなり「幽霊会社」と疑わしいモンゴル企業がいったんは落札したが、書類の不備などを理由に失格したため、次点の入札者であるマルナカホールディングスという不動産投資会社が落札するんだそうです。


マルナカホールディングスは、今回の入札をあくまで投資目的と主張しているようです。入札金額はまだ公開されず、再入札時の下限は21億3400万円ほどでした。失格したモンゴル企業は50億1000万円で入札。半額ほどであの土地建物を手に入れることができる、というわけ。しかし、いわく因縁のついた物件です。

場所は飯田橋と市ヶ谷の間くらいで、靖国神社の裏手になります。すぐ近くには、田中角栄元首相が入院していた東京逓信病院がある。北朝鮮関連の不動産、ということで反社会的勢力の影がまとわりつき、場所は一等ながら厄介な物件であることは確かでしょう。なぜ、香川県のマルナカホールディングスが次点でも入札していたのか、ちょっと首を傾げたくなる部分があります。

この不動産投資会社、もともとは近畿中国地方に展開していたスーパーマーケットチェーンのマルナカが母体です。しかし、2011年に株を同業のイオンに売却。事業をスーパーから切り離したものの、マルナカホールディングス自体はイオン株を取得し、依然として一定の影響力を保持している、と言う話もあります。

スーパー事業の売却理由は、相続税に困って、というのがもっぱら。確かに、マルナカホールディングスは、地元の香川県ではホテル事業にも進出しているし、首都圏でも積極的に不動産投資に動いているようです。で、マルナカホールディングスへ売却するかどうかは、3月24日に決定されるようです。格安で落札したとはいえ、本当に投資に値する不動産なのかどうか、イオンとの関係はどうか、売却されてからわかるでしょう。

ガジェット通信
高松の不動産業者が落札へ=「朝鮮総連に貸さず」─中央本部の強制競売・東京地裁


8 Facts About the U.S. Sex Economy
The Atlantic
米国における売春婦の値段は、下が15ドルから上は1000ドルまでの間、と書いています。デフレでしょうか。安い食べ物は危険なんだが、安い買い物は銭失いどころか命を失いかねません。で、アトランタは全米最大のセックスシティなんだそうです。アトランタ一都市で、シアトル、ワシントンDC、デンバーの合計より大きな「市場」がある。ドラッグはダラス、銃は、アトランタ、ダラス、DC。危険をものともせず、遊びたいのなら、この記事で紹介されている都市へ行けばいいでしょう。

ハッカー曰く「みんなのビットコインはまだマウントゴックスにある」
GIZMODO 日本版
「盗まれた」と言えば追求されない、となれば、誰でもやりたくなりますね。しかも、それを誰も証明できない。法的にも違法じゃないから官憲も踏み込めない。無法地帯です。こうしたところに自分の「マネー」を預けておくなんて勇気があるなあと感心します。自分のパソコンのほうがずっとセキュアじゃないからでしょう。どうしようもないですね。

No Longer Black and White
SLATE
米国カリフォルニア州では、SCA5(上院憲法改正第5号)で人種差別禁止項目の撤廃が上院を通過しているそうです。現在、住民投票にかけるかどうか審議中らしい。この余波がカリフォルニア州立大学へおよんでいる、という記事です。人種の多様性が米国の活力の一つにもなっているんだが、それが後退するかも、というわけ。すでに、白人と黒人、という区分けでもなく、スパニッシュ系、アジア系など、より多様になりつつある。特に中国系の進出圧力が強く、揺り戻し派はそのあたりを危惧しているのか、と書いています。「黄禍思想」の再燃でしょうか。

中国製割り箸の有害性
北の国から猫と二人で想う事
口に入れるものがどうやって作られているか、ちょっとわからなくなっている時代です。これもそう。過酸化水素などで汚染された割り箸について書いています。ひところ「自分箸」がはやったんだが、最近はちょっと見かけない。復活させたらどうでしょう。


アゴラ編集部:石田 雅彦