落雷の犠牲者の8割以上が男性

アゴラ編集部

先週末からの天候は、全国的に非常に不安定でした。6月としての最高降雨量を記録した地域も多い。また、大気が不安定になって雷雲が発生し、落雷や突風などが各地で観測されています。日本では一年間に数十万回、落雷があり、年間20人前後が犠牲になっています。

昨年、米国の調査機関が発表したところによれば、落雷で亡くなる男女比は圧倒的に男性が多いそうです。米国ではその割合が80%以上になる。そもそも、雷雲が発生して落雷の危険性が高い場所、屋外で作業などをする人が男性に多いということもあり、また雷が鳴っても「自分は大丈夫」と過信する傾向にあるからです。


登山中やゴルフ場での落雷は危険で有名なんだが、それだけに登山家やゴルフ場やゴルファーの雷に対する危機意識や呼びかけが奏功し、犠牲者はそれほど多くないそうです。こうした「常識」がまだ一般的になっていない屋外レジャー、たとえばフィッシングやマリンスポーツなどで落雷に遭う人が少なくない。

雷雲が発生し、雷が鳴ったら、まず屋内や車の中へ避難することが推奨されています。ただ、絶対安全というわけでもないようで、安全な場所はほとんどありません。表題の記事では、高い樹木に落雷する動画を紹介しているんだが、雷と雷雨はセットなので仕方なく雨宿りで木下に逃げ込むこともあるでしょう。でも危険です。避雷対策の施された屋内が比較的安全、と言われています。

雷というのは、積乱雲(せきらんうん)などの雲同士や雲と地面との間に起きる放電(ほうでん)現象のことで、上昇気流によって大気の対流が生じ、雲の中で電位差(でんいさ)ができて電気の流れが生まれることで発生します。本来、空気は電気を通しないんだが、電位差が大きくなるとその絶縁状態が破られ、電気の放電が起き、稲妻(いなづま)が光ったり大きな音を発したりする、というわけです。

昔の人はこうした雷の原理を知らないので「天空に雷神という神がいて太鼓を打っている」などと考えていました。稲作文化では、雷によって稲の穂が豊かに実ると信じられ、稲妻という言葉も稲の妻、つまり夫(つま)という意味だとされています。これが土俗的な信仰などと合体し、太宰府へ左遷された菅原道真の怨霊が雷となるという北野天神の御霊(ごりょう)信仰が広まりました。

また、雷にヘソを取られるという考え方の由来には諸説あるようです。たとえば、夏に雷が鳴るときには夕立が降ったりして急に気温が下がることがあるので、腹冷えをするからヘソを隠すように着物を着ろといういましめからきているという説や、落雷に打たれるのを防ぐために姿勢を低くすることから、腹部を隠すような格好をしろという警告という説、また河童(かっぱ)にキモを抜かれるのと同様、実際に雷神がヘソを取る、という妖怪説などがあるようです。

io9
This Is Why You Don’t Hide Under A Tree During A Lightning Storm


A Computer Has Reportedly Passed The Turing Test For The First Time
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永世中立国スイスが保持する軍事に関する7つの真実
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「国民皆兵(男子)」のスイスには軍人が多いわけです。ローマのバチカンの衛兵がスイスから借りてる兵隊というのは有名で、戦乱が続いたヨーロッパ各国へ傭兵を出していた。アニメ『アルプスの少女ハイジ』の祖父も元傭兵。ルネサンス期以前は、ヨーロッパで最も強いのがスイス兵士という評判があったようです。今でもこの評判が効果あるのかどうか、ちょっとわからないんだが、あんな攻めるのに固く守りやすく、精密工業くらいしか産業のない国を冒しても益はない、ということもあるんでしょう。

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原子力村が重要な資料の言葉を変えて、ネット対策をしていることが判明!東京電力⇒東京電カ(か)柏崎原発⇒ネ白崎
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ネット上にはよく「ネ申」と組み合わせて「神」と読ませたり、「タヒ」と書いて「死」と読ませるアナグラムみたいなスラングがあるんだが、これも凝ってますね。単に紙資料をスキャンしたOCR(光学文字認識、optical character recognition)の誤変換とも思えません。こういうことを疑われてるようじゃ国民の信頼もまだまだだし、ケアレスミスだとすれば天下の俊才が集まることでも有名だった東京電力の劣化具合が酷いようです。


アゴラ編集部:石田 雅彦